「マーキュリー通信」no.804【「人生に勝利する方程式」-24「相乗効果を発揮する」】
今回が最後、7つの習慣の第6番目の習慣「相乗効果を発揮する」です。尚、7番目の「刃を研ぐ」の話は先週私が住む大規模修繕委員会のリーダー業務の話を基にしました。
結局、7つの習慣の1番目から7番目までの全てを身につけることで第6番目の相乗効果が発揮できるわけです。
「7つの習慣」を再度掲載します。
第1の習慣 主体性を発揮する
第2の習慣 目的を持って始める
第3の習慣 重要事項を優先する
第4の習慣 Win-Winを考える
第5の習慣 理解してから理解される
第6の習慣 相乗効果を発揮する
第7の習慣 刃を研ぐ
1つの仕事をする時には、その仕事に必要とする様々な能力が要求されます。もし、あなたが職場で優秀な人間と認められたいなら、又、人生で活躍したいなら、第1の習慣 「主体性を発揮する」と第2の習慣「 目的を持って始める」は当たり前のことです。
もし、現在の仕事をいやいややっているからとか、上司からの指示でこなしているという気持ちでやっているなら、人生における成功はおぼつきません。長年そのような習慣がついた人は、定年退職する時が可哀想です。お役所仕事の役人がその典型的な例だと皆さん直ぐにおわかりと思います。
第3の習慣「重要事項を優先する」は先見性です。つまり自分の仕事、人生の先を見ながら次の一手を絶えず打っているかどうかです。これを絶えずやっている習慣が身についているかで仕事能力が格段と違ってきます。
第4の習慣「Win-Winを考える」はミクロとマクロの観点からとらえられます。ミクロの観点とは、日々の業務遂行上の視点です。絶えず周りの利益の事を考えながら仕事をやっていくことで、自然と人間関係が良くなっていきます。
マクロの観点とは、最近の石油価格の高騰も「Win-Win」とはいえません。石油価格の高騰は代替エネルギーを促進していきます。アイスランドでは、地球温暖化防止の政策から水素エネルギーの国を挙げて推進しています。もし、自動車の燃料が全面的に水素に切り替わったら、産油国の経済は疲弊していきます。「Win-lose」の関係は長期間続かないわけです。
第5の習慣「理解してから理解される」はコミュニケーション上一番重要な課題です。私なども常日頃自分自身まだまだ相手を良く理解できていないと反省の連続です。そして、「理解してから理解される」はマネジメントにも重要な課題といえます。
最後の第7の習慣「刃を研ぐ」は判断力、リーダーシップ能力等見えないことも含め、この部分を絶えずブラッシュアップしていくことで、仕事がどんどんできるようになっていきます。そして各種能力を磨くことがワンポイントアップの仕事術ともなるわけです。
私自身社会に出て35年以上経ちますが、英語力、ワープロ能力、文章能力等自分で把握できるモノから、調整能力、交渉能力、先見力等目に見えないものまで絶えず磨いてきました。そして今も磨き続けています。
こういうものの総合力が相乗効果となって現れてきます。その相乗効果を体感できる時に、喜びに転嫁します。
日比谷公園を設計した明治の偉大な東大の学者本多静六博士が「職業の道楽化」を常々話されていました。
自分の仕事能力が向上し、そして世の中の役に立つと分かった時、喜びに変わります。私自身まだまだ「職業の道楽化」の域まで達していませんが、先に掲げた大規模修繕委員会のリーダーの仕事などをしている時など、私の経験、能力が当マンションの役に立っている事で喜びを感じています。自分の為にもなるので、まさに仏教で言う「利自即利他」の考え方です。
11月12日に「人生に勝利する方程式」として「7つの習慣」を取り上げました。それ以降7つの習慣に関する私の経験を基に説明してきました。「7つの習慣」は奥が深いです。これを自分のモノとして身につけることで、人生に勝利する階段を上ることができます。
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