「マーキュリー通信」no.807【人生に勝利する方程式-24「第8の習慣」】
1ヶ月以上に亘って「7つの習慣」を、体験談を基に説明してきました。しかし、これだけだと悪い奴らも成功してしまうことになってしまいます。若干腑に落ちない気持ちでいたのですが、それを見事に解決してくれたのが「第8の習慣」です。
本書は、一言で言えば「本当の自分を知る」です。内なる声に耳を傾けながら、「本当の自分」に従い、「7つの習慣」を実践していくことです。
それでは、「本当の自分」とは何でしょうか?これは各人が生まれた時に持っているダイヤモンドの原石の部分です。このダイヤモンドの原石を磨いて磨いて光り輝かせましょうということです。
人間、生まれながらにして悪党はいません。赤ちゃんとしておぎゃーと生まれた時に、やくざの道に行こうと思った赤ちゃんは誰もいません。それが人生を生きていく内に、本当の自分を偽り、知らない内にその道を踏み外し、本当の自分から遠ざかっていることが多いわけです。
それでは「本当の自分」とは何でしょうか?
子供の時に楽しかったこと、嬉しかったこと、得意げに自慢できたこと等を思い出して下さい。そしてそれをつなぎあわせていった時に、本当の自分を知るようになります。魂の生地は各人異なります。そして、一生懸命努力しながら、ダイヤモンドの原石を光り輝かしていくわけです。私も「本当の自分」を見つけることができました。私の場合は、「魂の純粋性」です。魂が純粋だから、そこから「正義感が強い、真面目、責任感が強い、明るく屈託がない、好奇心が旺盛、誠実、義理人情に厚い」といった性格となってくるわけです。これらの性格は人から教えてもらったものではありません。
一方、リーダーシップ、先見力、社交家、交渉力、商売人、調整能力、決断力、判断力等といった能力は後天的に自らが経験した結果得られた能力といえます。
それでは、「本当の自分」を知り、魂を磨くこととは何でしょうか?
コヴィー博士はクリスチャンなので神と言っていますが、我々日本人ならさしずめ仏でしょう。その神仏の意思に反しないこと、神仏の望むことを実践して、魂を磨いていくことです。
神仏の望むこととは、「勇気、愛、弱者への労りの気持ち、相手を思いやる気持ち、努力精進、奉仕、勤勉、誠実、責任感、調和等々」です。そして、望まないことは、「嘘、偽り、人を騙す、愚痴不平不満、怒り、恐喝、怠惰、争い事、悪口、貪りの心、足ることを知らない心、傲慢、うぬぼれ、虚栄心、増上慢、強情、神仏を信じない心等々」です。
本当の自分を知った上で、内なる声、内在する叡智を引き出しながら7つの習慣を実践していけば人生の成功は間違いなしと言っています。
「第8の習慣」も500ページ以上に及ぶ大作です。本書からの学びも大きいです。本書を精読して、今後私が学んだことを皆さんにお伝えできたらと思っています。
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