「マーキュリー通信」no.816【ワンポイントアップの仕事術-30「製品と商品の違いを理解する」】
商品と製品は、混同されることも多いです。私は、製品はメーカーが製造した製品であり、商品はその製品に販売業者が付加価値をつけたモノと解釈しています。
当社が販売している「ペットのフンも同時に処理できる生ごみ処理機・環境生活館」は、ペットのフンも同時しょりできる業界初の画期的商品ですが、当社は大手量販店にはないサービスを付加しています。
「家庭用生ごみ処理機」には、全国約7割の自治体が助成金をつけているという珍しい商品です。しかし、助成金の支給方法は自治体によってまちまちです。自治体のホームページの助成金の欄を見てお役所特有の言い回しで非常に分かりづらいです。
例えば、豊島区の場合今年から助成金が出るようになったのですが、PR不足で僅か12名しか利用していません。豊島区では、抽選方式をとっているので区民にとっては更に分かりづらくしています。建前は抽選方式をとっているけれど、実際に応募する人は殆どいないので全員当選です。それでも役所は複雑な抽選方式を変えようとしません。
当社の「家庭用生ごみ処理機」のホームページに問い合わせがあります。その時、当社では助成金の支給方法を直接に自治体に問いあわせ、ホームページに問い合わせのあった見込み客に助成金情報を伝えています。各自治体の助成金情報に関する調査は一般の方はなかなか分かり難いけれど、当社は複雑な自治体の助成金支給方法に慣れているので直ぐに理解できるからです。
このようなきめ細かいサービスは量販店には絶対できません。私はこの付加価値の部分を製品と商品の違いと理解しています。
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