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2007年12月29日 (土)

「マーキュリー通信」no.820【私のコミュニケーション論-53「天とコミュニケーションする」】

P1010125  明治、大正、昭和を生き抜いた中村天風師は、各界のトップリーダーに影響を与えた大哲学者でした。政界では、東郷平八郎、原敬首相、山本五十六、経済界では松下幸之助、浅野総一郎、稲盛和夫、越後正一、その他大横綱双葉山、尾崎行雄他天風信奉者は多数おり、現在でもその哲学が多数の人に受け継がれています。

 天風師は、西郷隆盛があれだけの人物になった理由はただ一つ、天を相手にしたからだと喝破しています。
 西郷隆盛遺訓の中に、「人を相手にせず、天を相手にすべし。天を相手にして己を尽くし、人をとがめず、我が誠の足らざる所を尋」(遺訓25条)と述べている。
 相手をとがめないで、自分ができるだけの努力をする。そしてなお天に対して自分の努力の足りないところを見つけ出して、それを改善するようにいっそう励むべきだという。これはまさしく自分を啓発する為の教えです。
 天というモノは無限に広がっていてつかみ所がない。だがそれは形となって現れる。それが人間です。人は天の代わりになるモノであって、天は即ち人であり、人即ち天という考え方を天風師は唱えます。
 人は天と同じように大きくなることもできる。しかし、反対に虫けらのように小さくなることもできる。要は本人次第といえます。
 
 西郷隆盛と同じように天とコミュニケーションすることは凡人の私にとっては難しいですが、人間は天=神と同じ性質を有し、考え方次第で大きな人間にも、小さな人間にもなることができる。こういうおおらかな気持ちでもって人と接すれば、長い年月が経てば、より心の広い大きな人間となっていくのではないでしょうか。
参考文献:中村天風「勝ちぐせ」のセオリー、鈴村進著 知的生き方文庫 三笠書房 560円。

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