「マーキュリー通信」no.832【人生に勝利する方程式-28「氷山の水面下を大きくする」】
本日の「ピーター・ドラッカー365の金言」は、「トップ・マネジメント以外は全てアウトソーシングできる」でした。これは究極の経営形態でしょうが、現実には難しいです。ドラッカーは、名著「ネクスト・ソサイエティ」の中で、「ネクスト・ソサイエティではトップ・マネジメントがそのまま企業になる。トップ・マネジメントの責任は、方向付け、計画、戦略、価値、原則、構造、関係、提携、合弁、研究、開発、設計、イノベーションに及ぶ」と述べている。
そして、「ネクスト・ソサイエティにおけるトップ・マネジメントの最大の仕事が、組織としてのこの確立である。」と言う。そして、究極的には、「トップ・マネジメント以外はアウトソーシングできる」と主張する。
私自身昨年後半から自分自身にイノベーションをかけています。自分の強みを強化するだけでなく、氷山の水面下の部分も大きくしようと切磋琢磨を自分自身にかけています。 「氷山の水面下の部分」とは何か?それは他人には直接は見えないけれど、人間性の部分にも磨きをかけています。
その1つに「屈託なく生きる」ということがあります。これは丁度小川のせせらぎのように、さらさらと水が流れていく様です。そして、小川の水は透明で、陽の光がさし、川底の砂金がきらきらと輝いているイメージです。
そして、川底の砂金の部分は、本当の自分の部分です。本当の自分とは、本来自分の持っている長所、光り輝く部分です。この部分は神仏の方向に向いている自分であり、神仏に見られても恥ずかしくない部分です。
しかし、本当の自分の部分は、長年生きている内にいろいろな社会経験、しがらみ等で曇ってきます。この部分を曇らないように、絶えず光り輝かしていくことが肝要です。この部分をぴかぴかに磨ききった時、氷山の水面下の部分はかなり大きくなり、人間的にも大きく成長していることになります。
ピーター・ドラッカーが、「トップ・マネジメント以外はアウトソーシングできる」と述べていますが、そのような人材、器になる為には、氷山の水面下の部分を大きくすることも重要です。これなくして、多くの人がついてくることはありません。
私自身そのようなレベルには到底到達していませんが、最終的には「トップ・マネジメント以外はアウトソーシングできる」ようなネットワークを構築していきたいと思っています。その為には、日々勉強であり、自分自身を切磋琢磨すべく、努力精進している最中です。切磋琢磨している内に自己の成長を知る時には喜びに変わります。このような好循環を現在作っている最中です。
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コメント
菅谷さん
ご無沙汰しております。いつも拝見させていただき刺激を頂いてます。なのにお便りせず申し訳ありません。
”切磋琢磨している内に自己の成長を知る時には喜びに変わります。このような好循環を現在作っている最中です.”
→ 素晴らしいですね。私も頑張りたいと思います。
投稿: 市川俊治 | 2008年1月 9日 (水) 22時51分
大京アスエージから大京のアセット開発部にいどうになりました。ご連絡がピンボケの時期になりましたことお詫びいたします。「マーキュリー通信」いつも楽しみに拝見しています。今回に移動は栄転といえるものではないのですが
経営者との議論や衝突があった中で、記事を拝見しながら自分を何とか奮いたたせています。
今後も楽しみにさせていただきます。
投稿: 大京 大沢千春 | 2008年1月11日 (金) 10時07分