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2008年1月18日 (金)

「マーキュリー通信」no.842【私のコミュニケーション論-56「ドラッカーのコミュニケーションの原理-3  コミュニケーションは常に受け手に対し何かを要求する」】

第3の原理「コミュニケーションは常に受け手に対し何かを要求する」は、相手からメッセージが届いた時に、相手の要求は何なのか、相手は何を求めているのかを正確に把握することが肝要といえます。そして、相手の要求が自分の価値観、欲求や目的と合致した時に強力となります。
 Photo_2 相手の要求は、仕事とプライベートではかなり異なります。仕事の場合、相手に伝えたいことを簡潔に伝えようと努力するので、分かりやすいです。但し、人によってはいったい何を要求しているのか曖昧な場合も時にしてあります。
 
 先週、知人のO氏(元KDDの子会社社長)から「久しぶりに会いたい」との電話がありました。このような場合、概ねネットワークビジネスの誘いが多いのですが、丁度夕方時間が空いていたので、客先訪問の後に新宿で会うことにしました。
 O氏は私と会ってから面談の趣旨をなかなか話そうとしません。そして、やおら「4万円投資すると3億円儲かる話です。男性は頭で判断するので、全員断ります。しかし、女性は子宮で物事を判断するのでこの話に乗ってきます。」と説明を切り出しました。
 O氏の要領を得ない話に私はいらいらしてきました。それなら男性である私でなく、女性に話をすれば良いのではないかと思いました。この場合、O氏の要求は私に届いていますが、私の価値観、欲求や目的と全く合わないので、私は関心を示しませんでした。私が全く関心のないことを理解すると、O氏はさっさと話を打ち切り、O氏とのミーティングは終了しました。

 一方、プライベートの話となると、相手の要求があいまいなことも多いです。時々友人知人の愚痴を聞いたりしますが、相手は愚痴を言うことで気持ちがすっきりします。この場合、相手の要求は、愚痴を言って、気持ちをすっきりさせることです。このような場合、「相手の愚痴を聞いてあげる」ことが「相手の要求」と理解することでコミュニケーションもスムーズに行きます。

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