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2008年1月26日 (土)

「マーキュリー通信」no.851【国際時事評論家増田俊男氏「目からウロコの会」新春スペシャル】

 080126masuda 今回の講演会には、増田先生に対する日ごろの感謝を込めてボランティアとして参加させていただきました。
 今回は、昨年末「またもやジャパン・アズ・ナンバー1の時代がやってくる」(徳間書店1575円)の発刊を記念した出版記念講演会でした。今回も目からウロコの講演会でした。
 現在、世界的にサブプライムローンの暗雲により視界不良、この為、実体経済から大きく乖離している。
 日本の経済を占うに当たり、米国経済と中国経済の両方の今年の見通しをすることが肝要。
1.米国経済:FRBバーナンキ議長の金融、財政政策発動とブッシュ大統領の$300~$1200の小切手還付政策により米国経済は持ち直す。
 又、ドル安により輸出が増加し、これまでの内需依存型経済から輸出産業に産業がシフトしていく。中東情勢は緊迫しており、中東諸国は兆単位の武器を米国から輸入しており、米国軍需産業が活性化する。
2.中国経済:中国は毎年実質2桁の経済成長している。元高を食い止める為に、米ドルを買い漁っている。しかし、大幅な原油高は、世界一エネルギー効率の悪い中国にとっては大打撃となる。増田氏は、原油は1バーレル150ドルまで上昇すると予測する。超原油高により、これ以上元を買い支えることができなくなる。しかし、このことにより中国のバブル経済は崩壊を免れ、1桁の成長を維持しながら、経済発展していく。
3.日本経済:円高不況が喧伝されているがこれは間違い。円高は日本企業の業績にプラスに働く。今年の3月期決算は上方修正される。株価は低迷しているが、来週以降反転する。今年は更に円高が続き、企業業績にプラスに働く。これまでの日本経済は外需依存の好況だった。この為、国民が好況を実感できなかった。しかし、今年からは内需依存の好況にシフトしていくので、好況を実感できるようになる。現在は、内需依存への移行期なので、市場は混乱しているが、この移行により日本は再びナンバー1になる。

<増田俊男先生目からウロコの発言>
その1:福田内閣は長期政権となる。その理由は何もやらない無責任内閣だから。日本がこれまで発展繁栄してきたのは、戦略もなく、ビジョンもなく、成り行き任せの政治をやってきたお陰。その結果、国は1000兆円の借金を作ったが、国民は1500兆円の金融資産を持つ世界最大の金持ち国となった。
 一方、米国は戦略とビジョンを持ったが為に、国も国民も借金を作る羽目となってしまった。
その2:小沢民主党代表は二流政治家を演じている。国連外交中心なんてまともな政治家なら言わない。今すぐにでも衆議院解散したら民主党は敗北する恐れあり。小沢氏はそこを狙っている。民主党が敗北したら、民主党は分裂し、自民党との大連合となる。小沢氏は自民党の中の1派閥として力を温存したい。
その3:北朝鮮が核保有しても米国は攻撃を仕掛けない。これは平和ぼけした日本への牽制でもある。日本はテポドンの1発くらい打ち込まれないと、平和ぼけから目覚めない。
その4:米国9.11は国連で国際テロと認定されていない。アルカイダは、米国拝金主義打倒の為に立ち上がった一種の宗教改革という見方を国連加盟国の半数の国は支持している。
その5:中国はRed capitalism。赤い資本主義。資本主義は市場原則に自由に任せることが前提だが、共産主義は独裁体制が前提であり、相矛盾する。共産党の思惑で簡単に経済政策をねじ曲げることができる。だから米国は中国を信頼していない。米中は戦略パートナーの位置づけ。戦略パートナーとは、利害が一致している時は協力する仲。一方、日本は資本主義経済の国で、市場の自由に委ねているので信頼関係があり、同盟関係である。
<追記>
 後援会直前に、読売新聞に、「時事評論家・増田俊男氏、16億集め破たん…投資家告訴へ」という記事が掲載された。この為フジテレビから圧力がかかり、竹村健一氏の出演がキャンセルされた。更に、出版記念パーティ会場である帝国ホテルからもキャンセルがかかった。増田俊男氏は、もう1人のゲスト米国ハドソン研究所ハーバート・ロンドン所長に事情を説明して、出演の可否を問うたそうです。すると、ロンドン所長は、「民主主義を日本に教えたのは米国だ。民主主義を守る為にも日本のマスコミの不正は許せない。米国メディアのサポートを取り付けて応援する。正義を貫く為にも断固戦うべきだ」との回答を頂いたとのこと。因みにハドソン研究所は米国を代表するシンクタンクです。
 
 本件、天下の読売新聞ともあろうものが、訴えた人間の情報だけを信じ、事実の裏付けをとらずに一方的に報道してしまった。読売の取材記者は数年前にも同様の記事を書き、増田俊男氏から訴えられ、謝罪文と慰謝料を支払ったのだが、今回も同じ記者が起こした事件とのこと。日頃歯に衣着せぬ発言をする増田俊男先生に対し、時の権力者から恨みを買い、出版記念パーティの直前に誹謗中傷記事を流し、増田俊男氏の信用失墜をねっらったのではないかとの見方がある。増田氏は名誉毀損で訴えるそうです。

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