「マーキュリー通信」no.852【久しぶりに興奮と感激を与えてくれた横綱決戦】
本日は、東西の横綱白鵬と朝青龍の13勝1敗同士の相星決戦だった。どちらが勝っても良い、とにかく白熱した良い相撲だけを期待していました。その期待に違わぬ横綱同士の力量がぶつかり合った好勝負でした。見ている方で思わず力が入り、最後に白鵬が上手投げで朝青龍を豪快に投げ飛ばした時は感激で思わず興奮しました。感激の涙が溢れてきました。
こういう好勝負を展開するなら相撲人気は回復していくでしょう。その証拠に、本日の両国国技館は350枚の当日券があっという間に売り切れてしまったそうです。
本日の好勝負で感じたことは、2場所休場した朝青龍が、やはり意地だけでは白鵬に真っ向勝負を挑んでも勝てないというブランクを実感しました。ただ真っ向勝負を挑んだ朝青龍をほめると同時に、これまで実力だけで勝負し、相撲道をないがしろにしてきた朝青龍は反省して、来場所以降の再起を近い、大相撲を盛り上げて欲しいと思います。単なるリベンジだけだったら、朝青龍は今後悪役のまま終わってしまうでしょう。
ファンは正直です。何故高見盛が一番人気があるのか。それは単にパフォーマンスだけでなく、一生懸命相撲を取っている姿を見ているからです。小手先の相撲を取っている力士、目先の勝ち星だけにこだわる力士はやはり人気がありません。相撲を見ていても面白くないからです。
今場所期待を持たせてくれたのは、横綱朝青龍を破った日本人力士のホープ21歳の稀勢の里です。2桁の10番勝ち、来場所以降大関取りの期待を抱かせてくれました。将来の大関、横綱候補の若手日本人力士は沢山いてそれなりに期待を抱かせるのですが、まだ実力がついていきません。その意味で、頭1つ抜け出した稀勢の里に来場所以降楽しみです。
| 固定リンク | 0
« 「マーキュリー通信」no.851【国際時事評論家増田俊男氏「目からウロコの会」新春スペシャル】 | トップページ | 「マーキュリー通信」no.853【花の詩画家・星野富弘氏の水彩画と書の世界】 »
コメント