boblog「マーキュリー通信」no.884【私の異見・ひと言申す-73「地球温暖化問題の取り組みを見て人類の歴史は「愛、知、反省、発展」の繰り返しと感じる」 】
人類は、人類の生活を良くする為に様々な発明、発見を繰り返してきました。しかし、それが行きすぎると自然界に影響を及ぼし始めます。その影響は科学技術の進歩発展に伴い地球規模で影響を及ぼし始めます。
化石燃料の大量消費は20年以上も前から二酸化炭素の大量発生、それに伴い地球温暖化の原因となると言われていました。しかし、当時はそこまでの意識はありませんでした。 私がカナダに駐在していた25年前は、炭坑開発により大気汚染、河川汚染、そして動物の生態系に影響を及ぼさないように厳しく州政府の規制を受けていました。炭坑の掘削が終わったら埋め戻しをして、その後植林をして、元の山に戻すことが義務づけられていました。
しかし、今はその程度ではだめで更に地球温暖化問題まで発展しています。
折しも原油100ドル時代となり、石油資源は何れ枯渇することが再認識され、その前に超高値の原油という事実に、人類は幸か不幸か代替燃料の開発を余儀なくされています。そして、代替燃料として風力、水力、水素エネルギーの開発が有力視されています。
こう見てみると、人類の歴史は、人類の生活を良くしようという「愛」の思いから出発し、そこに人類の「知恵」により生活を改善してきました。しかし、生活が快適になった分、周りへの影響、環境への影響が顕著となり、それが回り回って自分たちの生活を脅かすことになることに気づき、反省し始めます。
今回の地球温暖化問題は地球規模の問題なので、1国だけでは解決できない問題です。人類は今暫く代替エネルギーへの転換の為に経済的代償を払いますが、その先は地球に優しい代替エネルギーとなり、快適な生活環境へと発展していく事が期待されています。
一方、日本では、使用済みの携帯電話の端末が年間1600万台も廃棄されているそうです。又、不要となったパチンコ台も数百万台規模で廃棄されます。但し、現在ではその液晶画面がカーナビやテレビに再利用され、東南アジア向けに輸出されているそうです。
経済発展の為に、大量の不要品が廃棄される。しかし、その廃棄物に目をつけ、再利用とする産業が興る。
人類の歴史が、「愛→知→反省→発展」というサイクルで回っている限り、人類は安泰だと考えます。
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