「マーキュリー通信」no.859【人生に勝利する方程式-32「心の安らぎを発見する時間管理の探求に学ぶ」-1】
1月16日 付「マーキュリー通信」no.840で、「心の安らぎを発見する時間管理の探求」(ハイラム・スミス著、キングベアー出版1800円)というベストセラー書を読み、「時間管理のキーワード:心の安らぎ」としてまとめてみました。
しかし、本書は学ぶべきコトが多く、1回や2回精読しただけでは、なかなか本書の意図するところをモノにすることは困難です。
そこで、本書は10の法則に分かれていることから、これを深く学び毎月実践し、自分のモノとして習慣化することにしました。
既に、本書から、私は自分の13の徳(価値観)を設け、それに従い実践してきました。私自身の13の価値観は、「純粋、誠実、正義、責任感、感謝、謙虚、寛大、素直、中道、努力精進、勇気、質素倹約、与える愛」です。
この13の価値観を基に日々生活を送ると、心が安定し、非常に心穏やかな毎日を過ごすことができるようになります。まさに「心の安らぎを発見する時間管理の探求」の旅に出かけたようです。
さて、「心の安らぎを発見する時間管理の探求に学ぶ」第1の法則は、「「時間」をコントロールすることにより、「人生」をコントロールする」です。
先日ご説明しましたが、「時間管理」を「出来事管理」に切り替えます。「出来事管理」の中で、自分のコントロールできるモノとそうでないモノとに分けます。出来事管理の中には、絶対無理なモノから完全にコントロールできるモノまであります。尚、完全にコントロールできるモノは自分自身です。
日常生活の中でコントロールできるモノを5とし、絶対無理なモノを1とします。
日の出の時刻:1、起床時間:5、食事:4(独身の場合5ですが、結婚していると夫婦関係によって異なります)、購読新聞:5、通勤経路:3,通勤時間2、上司との打合せ:2、部下との打合せ:4
私たちは日常コントロールできないモノに対しよく不平不満を言ったりします。例えば、今は真冬です。だから寒いのは当然です。しかし、「寒い、寒い」と言って不平不満を言う人をよく見かけます。私は寒さ対策として、室内はウォームビズです。室温は20℃程度にして、その分厚着をします。外出する時に、外気温との差をできるだけ少なくして、体への負担を軽減します。又、このやり方は自律神経にも良く、寒さにも強くなります。そして、外出時には、帽子、ネックウォーマー、レッグウォーマーを身につければ、厚着をしなくても余り寒さを感じません。
次に、日常コントロールできるモノをできないと言って嘆くことが良くあります。喫煙などはその最たるモノです。本当に自分の健康、家族の健康、職場の健康を考えたら、絶対に止めるという強い意志を持てば、止めることはできます。
さて、出来事管理をしていく際に避けるべきコトは、「時間泥棒」との戦いです。これは自分自身コントロールできるモノと、他人からの影響と2つあります。
自分自身の問題は、仕事の中断、後回し・先延ばし、優先順位の変更、段取りの悪さ、コミュニケーションのまずさ等です。
仕事の中断は、集中力が衰えてきた時に気分転換でするのは良いことですが、そうでない場合には、再開の時に能率が落ちます。先延ばしは、記憶力が落ちてくるので、その分仕事時間が増えます。優先順位の変更も同様です。嫌な仕事はどうしても先延ばししがちですが、思い切って「やるぞ」と決意すると不思議とパワーが出てきます。昨年、決算業務と確定申告を先延ばしして、気持ちが落ち着かなかったのですが、今年は1月に決算業務をほぼ終えてしまった為、気持ちが楽です。
又、私自身の悪い癖として、書類の整理整頓の悪さです。昨年までファイルが見つからずよくいらいらしました。しかし、昨年10月末事務所移転を機に、私の悪い癖を徹底的に直す為に、机の上の整理整頓、ファイリング体系等を徹底的に改善しました。その結果、ファイルが見つからずにいらいらすることが殆どなくなり、時間効率もアップしました。
一方、他人による時間泥棒もたくさんあります。その中で最たるモノは中断です。電話、不意の来訪者、上司からの命令、クレーム等です。この対策として、一日の仕事量を目一杯詰め込まず、時間に余裕を持つことです。
このように、時間泥棒による影響を最小限に食い止める対策を積極的に打つことで、時間管理は飛躍的に向上してきます。
「時間管理」を「出来事管理」と捉え、時間泥棒対策をきちんとやることで、夜の時間をより多く確保できるようになりました。boblog「マーキュリー通信」を最近毎日発信しているのはその為です。又、空いた時間は読書の時間にも充てています。
一方、1月25日付「マーキュリー通信」no.850でご紹介した「第8の習慣に学ぶ-1」と並行して学ぶと、更に学びが深まり相乗効果が出てくることが分かりました。そこで、今後、この2つの法則を同時並行的に学び、相乗効果を図りたいと思います。
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