「マーキュリー通信」no.871【「創レポート」2月号「脱どんぶり勘定3大原則】
今月の「創レポート」は、これから人材研修事業を行う私に大きなヒントを与えてくれました。
第1原則 「比較できる状況作り」:できたケースとできないケースを詳細に比較する
「ホワイトカラー生産性向上の為の研修」に際し、個々の社員の能力には個人差があります。何ができて、何ができないかを個々の社員毎に具体的に把握すること。そして、不足部分を補うこと。私は穴埋めの原理と解釈しました。
第2原則 量から質へ
社員の残業が多いので、増員しようという発想は止める。残業の多い原因を探り、時間管理がきちんとできているか。当社の取引先で、当社との覚書を作成するのに3ヶ月経ってもできていません。業を煮やした私は、それなら私が作成しますと逆提案しました。そして、私は僅か1時間足らずで作成しました。つまり、このような作業が苦手な社員にさせると、それだけでも苦痛になり、後回しになってしまい、取引先からの信頼低下に繋がります。人間には得手不得手があります。基本的には社員に不得手な仕事をさせない配慮が必要です。今回のケースでは、そのような覚書は予めひな形を作っておけば3ヶ月経ってもできないことはありません。
第3原則 小さな改善の蓄積志向
最近、パソコンのキーボードをブラインドタッチでたたけない人が結構多いことに気づきました。ブラインドタッチができなければ、e-メールの作成時間がかかります。ついつい億劫になって、e-メールの返事が滞りがちになります。その結果、生産性が落ち、取引先との信頼関係低下に繋がります。
かくいう私もパソコンのe-メールと携帯メールとでは、文章作成時間が5倍は違います。従って携帯メールで長文を書くのは億劫になります。よって、携帯メールでの返事は簡潔なものにして、長文が必要な場合にはパソコンから出します。携帯メールで長文を書いていたら長時間を要し、生産性の低下に繋がります。
ブラインドタッチができるようにするには、個人の努力と会社の後押しが必要です。つまり、ブラインドタッチができるようになる為のソフトウェアを会社が買えばよいのです。そして、1分間に会社が必要とする語数までブラインドタッチで打てるようになったら、月々1000円とかのインセンティブを与えるのです。このような小さな改善の蓄積により、 ホワイトカラーの生産性は向上していきます。
今月号の「創レポート」から私は上記のように学び取りました。「創レポート」を添付しましたので、皆さんも各自学び取って下さい。
◆この度研修事業 「ホワイトカラー生産性向上の為の研修」を開始しました。研修テキストの目次を添付しました。ご希望の方はお送りします。3月末までモニター価格で受け付けますので、お申し込み、お問い合せをお待ちしております。「white_color_seminar_index.pdf」をダウンロード
無意識的“損失行動”に焦点を当てる
本当の意味での脱“どんぶり勘定”三大原則
☆☆☆ 経営強化のための基本発想形成 ☆☆
◆本レポートの内容◆
【1】“どんぶり”は“食べ物”のことではなかった! ………… 1㌻
【2】脱“どんぶり勘定”的数値管理①~脱“平均” ………… 2㌻
【3】脱“どんぶり勘定”的数値管理②~脱“数量” ………… 3㌻
【4】脱“どんぶり勘定”的数値管理③~脱“全容” ………… 4㌻
【5】利益に向かう“脱どんぶり”感覚の三大原則 ………… 5㌻
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公認会計士・税理士 伊藤 隆
【本 部】03-3547-6049
【会計工場】059-352-0855
http://www.cpa-itoh.com「sr0802.pdf」をダウンロード
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