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2008年4月 3日 (木)

boblog「マーキュリー通信」no.911【ワンポイントアップの仕事術-38「地頭力を鍛える」】

クローズアップ現代で、企業が求める人材は「地頭力(ジアタマリョク)の時代となった!」と報道していました。

 Kif_2115 現代のようにインターネットの検索エンジンなどが発達した時代において、欲しい情報が欲しい時に瞬時に得られることは、単に知識があることに優位性がなくなってきています。
 そんな時代には、膨大な情報を選別して付加価値をつけるという、創造的な考える力が重要になってくる。その力を細谷功氏は「地頭力(じあたまりょく)という言葉を使っています。

 「地頭力」を要約すると、
 ◆「地頭力」固有の要素は三つの思考力
  -「結論から考える」仮説思考力
  -「全体から考える」フレームワーク思考力
  -「単純に考える」 抽象化思考力
 ◆三つの思考力のベースとなるのが「論理思考力」と「直感力」
 ◆すべての基礎となるのが知的好奇心
 ◆問題解決に関する好奇心(why型)と知識に対する好奇心(what型)
 ◆why型の好奇心をもち、自分の力で考えてみるという習慣を付けよう
 ◆「フェルミ推定」で地頭力を鍛える
となります。詳しくは、細谷功著『地頭力(じあたまりょく)を鍛える』(東洋経済新報社 1,680円)」を参照願います。

さて、最近の企業の入社試験では、非常識な問題が出されるケースが増えてきているそうです。
 マイクロソフトでは、「富士山を動かすにはどうしたらよいか?」という問題が出たそうです。
 Kif_2117 この質問に皆さんならどう答えますか?
 NHKの優秀なアナウンサー国谷さんも絶句して答えが出なかったそうです。

 私は、カナダに駐在の頃、国立公園カナディアンロッキーには良質の炭層が多数有り、州政府の厳格な管理の下で採掘が許されていました。

 採炭方法は、火薬で岩石を爆破し、大型ショベルで岩石を取り除き、バックホーという鉱山機械で石炭を採掘します。その後は、埋め戻しをした後、植林をして元の状態に戻すことを義務づけられています。

 従って、富士山を動かすには、「同様のやり方でできる」が私の回答です。

 

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