boblog「マーキュリー通信」no.911【ワンポイントアップの仕事術-38「地頭力を鍛える」】
クローズアップ現代で、企業が求める人材は「地頭力(ジアタマリョク)の時代となった!」と報道していました。
現代のようにインターネットの検索エンジンなどが発達した時代において、欲しい情報が欲しい時に瞬時に得られることは、単に知識があることに優位性がなくなってきています。
そんな時代には、膨大な情報を選別して付加価値をつけるという、創造的な考える力が重要になってくる。その力を細谷功氏は「地頭力(じあたまりょく)という言葉を使っています。
「地頭力」を要約すると、
◆「地頭力」固有の要素は三つの思考力
-「結論から考える」仮説思考力
-「全体から考える」フレームワーク思考力
-「単純に考える」 抽象化思考力
◆三つの思考力のベースとなるのが「論理思考力」と「直感力」
◆すべての基礎となるのが知的好奇心
◆問題解決に関する好奇心(why型)と知識に対する好奇心(what型)
◆why型の好奇心をもち、自分の力で考えてみるという習慣を付けよう
◆「フェルミ推定」で地頭力を鍛える
となります。詳しくは、細谷功著『地頭力(じあたまりょく)を鍛える』(東洋経済新報社 1,680円)」を参照願います。
さて、最近の企業の入社試験では、非常識な問題が出されるケースが増えてきているそうです。
マイクロソフトでは、「富士山を動かすにはどうしたらよいか?」という問題が出たそうです。
この質問に皆さんならどう答えますか?
NHKの優秀なアナウンサー国谷さんも絶句して答えが出なかったそうです。
私は、カナダに駐在の頃、国立公園カナディアンロッキーには良質の炭層が多数有り、州政府の厳格な管理の下で採掘が許されていました。
採炭方法は、火薬で岩石を爆破し、大型ショベルで岩石を取り除き、バックホーという鉱山機械で石炭を採掘します。その後は、埋め戻しをした後、植林をして元の状態に戻すことを義務づけられています。
従って、富士山を動かすには、「同様のやり方でできる」が私の回答です。
| 固定リンク | 0
« 【boblog「マーキュリー通信」no.910その時人生が動いた-20「三井物産入社」】 | トップページ | boblog「マーキュリー通信」no.912【中小・ベンチャー企業コンサルタントが語るワンポイントアップの経営術-11 »
コメント