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2008年5月22日 (木)

boblog「マーキュリー通信」no.930【中小・ベンチャー企業コンサルタントが語るワンポイントアップの経営術-14「コミュニケーションは全ての基本」】

 □■□  中小・ベンチャー企業コンサルタントが語る
 ■□■  ワンポイントアップの経営術 14号
 □■□   「コミュニケーションは全ての基本」

■「コミュニケーション」は重要であることは誰でも知っているはずです。しか
し、知っていることと実際にやっていることとは違うことが多いようです。

■自分の都合によってコミュニケーションが良くなったり悪くなったりする人も多いです。
自分が助けを必要としている時は頻繁に連絡が来るのですが、それが過ぎるとこ
ちらから連絡しても、一向に連絡さえくれない人もいます。

■コミュニケーションの基本は「誠実さ」だと私は思っています。
別の言い方をすれば相手に対する思いやりとも言えます。

■先週末、出荷されているはずの商品が出荷されていないのでお客様から苦情が来る。
メーカーに電話をしても、なかなか連絡をよこさない。メーカー側の対応が悪い
ため、しまいにはお客様は「金を返せ」と言い出しました。そして、こちらから
何度も電話を入れて、やっと4日遅れで配達されました。
 私はお客様に電話をしてただひたすら謝るだけです。
しかし、こちらの誠意がお客様に通じ、一件落着しました。

■配達日に商品が配達されなければどういう事が起こるか。
取引先、お客様に対する「思いやり」さえもっていれば、コミュニケーション上
のトラブルは減少しています。

■さて、コミュニケーションの良し悪しは社員の場合なら日常の業務に支障を来す程度ですが、
経営者となるとこれが会社全体の経営にさえ影響を及ぼしてきます。

■社長のコミュニケーションが悪い会社は、会社自体の業績が良くない会社が多いようです。

■当社の取引先社長は、自分の都合が悪くなると途端に連絡をよこさなくなります。
そして、この性格が社員にも伝わっています。

■同社のナンバー2社員も、都合が悪くなると何度電話しても返事が来ません。
従って、e-メールを入れておきます。もちろんe-メールに対する返事も来ません。

■社長、ナンバー2社員がこのような有様ですから、同社の業績も当然よくありません。
取引先は離反していきます。もちろん当社もその1社です。

■自社の経営が思わしくない場合、
一度このコミュニケーションの面から反省してみるのも必要かとお思います。

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