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2008年5月28日 (水)

boblog「マーキュリー通信」no.932【中小・ベンチャー企業コンサルタントが語るワンポイントアップの経営術-15「チャンスを活かすも活かさないもその社長の器次第」】

経営に携わっていれば、自らが新規開拓をしていく一方で、自社にもいろいろな商材やビジネスチャンスが訪れてきます。そして、それを活かすも活かさないも全て社長の器次第だと思います。

 前向きな社長は自社に訪れた商材やビジネスチャンスを活かそうとします。しかし、そこには自社の人モノ金という経営資源をどのように活かしていくのか、新たな商材やビジネスチャンスに取り組めば当然リスクが発生します。
 しかし、自社のリスクの範囲内ならそのリスクに果敢に挑戦して、自社の業績を伸ばしていきます。

 一方で、保守的な社長は折角のビジネスチャンスをトライせずに、チャンスを逃してしまいます。リスクを取らない代わりに折角の会社の発展のチャンスを潰してしまいます。

 先日も、取引先社長から自社の商売拡大のために、コンピューター・オートコール・システムを活用したいので、信頼できるコンピューター・オートコール・システムの業者を紹介して欲しいとの依頼を受けました。偶々、当社でもコンピューター・オートコール・システムを実践し、成果も出ていたので、コンピューター・オートコール・システムの社長を紹介しました。

その際、コンピューター・オートコール・システムを活用する際に、私も営業に協力する旨提案しました。同社では優秀な営業マンを確保できずに悩んでいたので、その営業実績がある私が代理店として協力する旨申し出ました。

しかし、私に頼んできた当の社長は、結局コンピューター・オートコール・システム導入に尻込みしています。毎月6万円のリース代のリスク負担が取れないという理由です。

この業界ではコンピューター・オートコール・システムを利用している企業は多数有り、業界トップのM社は断トツトップの成績を上げています。

会社が伸びるか伸びないかは経営者の経営の采配次第と言われますが、この業界でもその経営者の姿勢が如実に現れています。

もし、その時取引先社長がコンピューター・オートコール・システムを採用していれば、一緒にwin-winで利益を上げる可能性は高かったはずです。

しかし、その後、私自身は経営コンサルタント業で超多忙となり、コンピューター・オートコール・システムの営業協力をできる状態ではありません。

経営もビジネスもチャンスと縁を活かすことで、会社を発展させたり、そうでなかったりするものだと感じた一例でした。

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