中小・ベンチャー企業コンサルタントが語るワンポイントアップの経営術 17号 「従業員を性弱説で捉える」
━━━━━━━━━━━━━━ 2008年6月16日━━━━━━━━━━━
□■□ 中小・ベンチャー企業コンサルタントが語る
■□■ ワンポイントアップの経営術 17号
□■□ 「従業員を性弱説で捉える」
■最近親しくさせていただいているリスク・マネジメントの大家白木大五郎氏
(日立電子元専務)は性悪説の代わりに性弱説を唱えています。
■人間は、本来弱い者である。だからちょっとした出来心で悪いことをしてしまう。
従業員の弱い部分をいかに見抜くかも経営者の重要な仕事です。
■マーキュリー物産という小さな会社を経営していて、
私自身かなり痛い目にも遭いました。私自身本来性善説の持ち主ですが、経営者
として痛い目に遭うと、どうしても性悪説に立ちがちです。しかし、社員をいつ
も犯人扱いの目で見ていたら、社員との信頼関係は生まれません。
■しかし、性弱説の立場に立つと見方が変わってきます。
■「社員が不正を働いたり、会社に損害を与えたりするのは、
社長である私の管理が甘かったからだ、そこを社員に見抜かれて、つい出来心で
会社に損害を与えてしまったのだ」と理解するようになります。
■そして、社長は現場をしっかりと把握し、不正が出ないような仕組みと仕掛けを
作る。
社員を信頼して仕事を任せる一方で、金銭的な部分では、「この社長は侮れない
ぞ」という意識を植え付けることも重要と考えます。
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【 編 集 後 記 】
私の携帯電話にはスピードダイアル機能がついており、数字の1桁を押すだけ
で、相手に繋がるので活用しています。よくかける相手は、その時々の仕事によっ
て変わってくるので適宜変えています。
又、着メロも、一番よく電話をする相手には特定の着メロにしています。こう
することで、着メロを聞いただけで、誰からの電話なのか直ぐに判り、心の準備
もできます。
中小・ベンチャー企業コンサルタント
独立開業支援コンサルタント
菅谷信雄
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