boblog「マーキュリー通信」no.943【人生に勝利する方程式-36「中道からの発展」】
人生に勝利する方程式-35では、ベンジャミン・フランクリンの13の徳目に因んで
私自身の「本当の自分」をベースにした13の徳目を 日々実践していることをお話
ししました。 この実践により、氷山の水面下の部分を大きくし、人間力を上げ
るよう努力しています。但し、この部分だけでは「人生に勝利する方程式」とし
てはまだ不足しています。
そこで、13の徳目の4番目の「中道」の部分が重要となってきます。「中道」とは
仏教の教えの中の左右両極端にぶれない精神的態度です。
その実践に有名な八正道があります。八正道には、
「正見」「正思」「正語」「正命」「正業」「正精進」「正念」「正定」の8つ
の反省項目があります。
「正見」とは正しい種を蒔いたかということです。
良い種を蒔けば良い芽が出てきます。逆に悪い種を蒔けば悪い芽が出てきます。
これを縁起の理法といい、人生全て原因結果の連続で成り立っています。従って、
「毎日良い種を蒔いたかどうか」、ここを中心に一日を振り返ります。
次に、「正思」は心の三毒である貪・瞋・癡(トンジンチ)を中心に振り返ります。
貪とは貪欲(とんよく)のことで、衣食住、異性等何か欲しくて我慢できない状
態のことを言います。瞋(じん)とはちょっとのことで直ぐにかっとなることを
いいます。癡(ち)とは愚かなことをいいます。これに慢(慢心な心)、疑(神
仏に対する疑い)、悪見(間違ったものの見方)を加えて六大煩悩といいます。
この辺をさっと振り返ります。
3番目の「正語」は正しく語ったかです。本日の自分の語った言葉の中で、
嘘、偽り、人の悪口、二枚舌、おべんちゃら、不誠実な言葉を発していなかった
かどうかを中心に反省します。
4番目の「正命」は、今日一日正しい生活を送ったかどうかです。
不規則な生活、不倫、歓楽街での遊び等逸脱した生活を送らなかったかどうかで
す。
5番目の「正業」は正しい職業です。天命に反したような仕事をしていないかです。
又、正しく判断したかどうかも正業に入ります。
6番目の「正精進」は正しい努力精進したかです。
7番目の「正念」は神仏の望む方向に思いが向いているかどうかです。
もし、向いていないようなら、八正道の全ての項目は、地に足のついていないも
のとなります。
8番目の「正定」は1番目の正思から7番目の正念に至るまでを禅定しながら
振り返ることです。しかし、普段超多忙な私には正定まで実践する余裕はないの
で、最近では月1回程度近くのTimes Spaのリクライニング・チェアで1ヶ月を振
り返ることにしています。
八正道による反省を実践することで、自分がよく見えてきます。
「本当の自分」に忠実であったかどうか。又、私の場合、「本当の自分」の中の
「正義」の部分が強く出過ぎて、調和を欠かなかったかどうか等が反省材料です。
更には、自分の強みと弱みは表裏一体なので、強みの部分が強く出過ぎて暴走
していないかどうかもチェックポイントにしています。
このように日々の生活に両極端にぶれない「中道」を取り入れることで、
人生に勝利する方程式が解け始めます。これを「中道からの発展」といいます。
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【 編 集 後 記 】
雨の日の小道具として、傘袋をお勧めします。電車に乗った時に、ぬれた傘を
傘袋に入れておけば、自分の衣服に水滴がつかずに済み、周りの人にも迷惑をか
けません。
腕に通すわっかがついているので、傘を忘れなくて済みます。
又、傘袋に入れて傘立てに立てておけば、自分の傘であることが一目瞭然です。
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