「マーキュリー通信」no.965【人生に勝利する方程式-37「代償の法則」】
「代償の法則」とは、何か手に入れようとした時に、そこには代償を伴います。
手に入れたい物が大きければ大きいほど支払う代償は大きくなります。
本日8月2日は、私が朝日洋上大学の学生として、さくら丸という貨客船に乗船して、
米国に向けて横浜港を出港した日です。今から39年前の日のことでした。
当時、大学生が米国に旅行することは夢の時代でした。
その頃、朝日新聞社が新聞配達員不足を補うために、朝夕1年間新聞配達をして、
給料を貯めて、不足分を朝日新聞社が補填するという制度を私が大学1年生の時
に募集しました。私は朝日洋上大学に応募して、1年間朝夕新聞配達をしました。
新聞配達をした1年間、秋は台風、冬は雪に苦労しました。台風が来ると、
自転車を止めていても、直ぐに風で吹き飛ばされてしまいます。雪の場合は、自
転車が使えないので、歩いて配達です。通常1時間半程度の配達時間が6時間も
掛かりました。特にその年昭和44年(1969年)は大雪の年で4月に2回も雪が降っ
たのには閉口しました。
朝、まだ暗い中から、犬吠えられてびくっとしたこともありました。
工事の穴に落ちたこともありました。
しかし、そんな苦労の結果、米国に旅立った日、
岸壁で友人から送られる紙テープを見て、感無量でした。
当時20歳の私にとり、米国は巨大であり、豊かであり、見るもの全てを吸収していった感じでした。
私が支払った代償は大きかったけれど、手に入れた対価も大きかったでした。
「代償の法則」=努力精進の結果とも置き換えられます。
ところで、「代償の法則」には、予期せぬ収穫が得られることに気付きました。
朝日洋上大学には男子大学生300名、女子大学生75名、朝日新聞社の職員25名、
計400名の参加者でしたが、生涯得難い友人が得られたことです。
そしてもう1つは健康です。新聞配達のために、夜は10時に寝て、
朝は4時起きでした。そして、朝1時間30分、夕方1時間15分の配達は非常に健康
に良いことが判りました。
ハードな大学受験で私の健康は最悪状態でしたが、朝夕の新聞配達のお陰で
健康を回復しました。この頃が生涯を通じて一番健康な時でした。
更にもう1つ、朝夕の新聞配達のお陰で、精神的に鍛えられました。
そして、努力精進すればするほど精神面で鍛えられ、得られる結果と喜びも大き
いことに気付きました。
青春のこの時の体験が今でも生き続け、私は一生涯勉強、努力精進と思っています。
なぜならば、努力精進の結果、得られた喜びが大きいからです。そして、その積
み重ねの結果、自己成長に繋がり、成長できている自分を垣間見ることができ、
喜びに繋がります。
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【 編 集 後 記 】
実はここ3ヶ月ほどM&Aの仕事に関わり、ゴールデンウィーク期間中も含め、土
日も含め殆ど休みを取っていません。
しかし、この3ヶ月間の内容は濃く、又新たな経験を積み、自己成長に繋がる
喜びを得ているので、休みを取れない辛さを全然感じていません。
もちろん、時々息抜きはしています。昨夜も池袋の自宅近くのTimes Spaでリ
ラクセーションしてきました。
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コメント
お久しぶりです。
以前NPOの忘年会に参加した葵です。
こちらのblogはRSSで登録してありますので、
毎回必ず見ています。
今回新聞配達について書いてあったので、
コメントしようと思いました。
僕も浪人中新聞配達をしていました。
予備校の学費だけでなく、毎月の給料も、住む部屋もありました。
雨や雪は本当に大変でした。
配達だけでなく、集金や、勧誘もさせられて
大変でした。
でも精神的に鍛えられたのは確かです。
大学進学後も、もう1年新聞奨学生をしました。
何が言いたいかといいますと、
今の社会って、格差やら、無差別殺傷事件やら、
なんとなく歪んでいますよね。
僕が思うのは、「何を甘ったれてるんだよ」
って思うんですね。
仕事が見つからないとか言う人もいますが、
仕事を選ばなければ、いくらでもあるんですよ。
ただその人が、辛いからとか、時給が安いから
とかで、
すぐに辞めちゃうからいけないと思うんですよ。
新聞配達だって、店長がその人を雇う雇わないは別にして、
新聞配達員になれば、朝夕の配達だけだし、
たまに集金・勧誘するだけで、
一応は寝泊りできる部屋も貰えるし、
女将さんの食事も食べられるんですよ。
そうすれば、悪循環なネット難民なんて
しなくていいと思うんですけどね。。。
以上です。
投稿: optimal_create_葵 | 2008年8月 3日 (日) 12時32分