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2008年8月 5日 (火)

「マーキュリー通信」no.968【タレント田中義剛が経営する北海道花畑農場に学ぶ近未来の農場経営】

 私のお気に入りの番組の1つに「日テレの波瀾万丈(日曜9時54分~)」があり、DVDに録画してあります。

 今週はタレント田中義剛タレント経営する北海道花畑農場でした。http://www.hanabatakebokujo.com/
 田中義剛の夢は北海道で農場を経営することでした。その為の資金稼ぎにタレント業もやっています。

 素人が農場経営するには大きな障害がいくつもありました。
資金面、参入規制等いくつもの障害を乗り越え、農場経営を始めました。しかし、
スタート当初はヨーロッパで人気のチーズを日本では消費者から「カビが生えて
いる」とクレームの連続で相手にされず、赤字が4億円まで膨らみました。

 しかし、田中義剛は決してあきらめませんでした。チーズを粉状にしてラーメン
として売り出したら大ヒット。ここから上昇気流に乗り始めました。

 その次のヒット商品が高級スイーツ。年間1800万人の乗降客がいる千歳空港を
販売ターゲットに絞り、老若男女に愛される商品を作りました。商品コンセプト
は手作り&高級志向。

 そして、まもなく商品化するのがホエー豚。ホエーとは、チーズの製造工程で
廃棄処分される成分で、このホエー(乳清)を飼料として育てた豚のことをそう
命名しました。ホエー豚は柔らかく美味です。尚、豚舎は清潔そのもので、豚特
有の臭いがしません。豚の糞は培養土と混ざり、分解し、冬では暖房材となりま
す。これも大ヒット間違いないようです。

 さて、タレント田中義剛の農場経営を見ていて参考になる点は、手作りによる
高付加価値農産物の販売です。手作りのため大量生産はできませんが、「夢と物
語」、「味」、「安全」そして、それが信頼に繋がっています。

 国の補助金など受けず、自分の夢の実現のため、消費者に喜ばれる商品開発を
とことん追求する。養豚経営のように、臭いもフンも出さずに、果環境にも優し
い経営を実践している。

 少子高齢化が進む中、大量生産できる安い農産物は供給地の多様化を図りながら
輸入依存していく一方で、高付加価値商品は国産化を奨励していく。その時のポ
イントは、補助金を出すより、参入障壁の撤廃をしていくことです。

 今週の、田中義剛の波瀾万丈伝を見て、近未来の日本農業の原点を垣間見た思いです。

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 【 編 集 後 記 】
 補助金行政は日本の産業をスポイルしています。補助金を頼りにした依存体質
ができあがります。
 今回のタレント田中義剛のように異業種からの参入でも、夢とやる気があれば、
素人でもできるのです。
 新しい事業を始めようとする時、往々にして役所の参入障壁にぶち当たります。
この参入障壁をなくすだけでも、日本農業は良くなっていくはずです。

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