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2008年10月 6日 (月)

boblog「マーキュリー通信」no.1006【中小・ベンチャー企業コンサルタントが語るワンポイントアップの経営術-31「過当競争に巻き込まれない」】

【中小・ベンチャー企業コンサルタントが語るワンポイントアップの経営術-31「過当競争に巻き込まれない」】

■米国の最大の保険会社AIG(American Insurance Group)は経営危機回避のた
め、
政府の救済プランで救われる事になりました。日本のAIGグループは、アリコを
始め、身売りが検討されています。

■AIGの経営危機の直接の原因は、CDS(Credit default swap)だそうです。CDSとは
信用保証のことです。低所得者層への住宅ローン、即ちサブプライム・ローンの
破綻が米国発の金融危機となっています。

■低所得者層に融資するわけですから、保険会社の信用保証が必要となった訳で
す。
しかし、過当競争のため、保証率がどんどん下がっていったそうです。採算を度
外視した保証行為が、米国金融機関の大手を経営危機におとしめたわけです。

■このCDSの過当競争は、中小・ベンチャー企業の経営者にも関係があります。
つまり、中小・ベンチャー企業は過当競争に巻き込まれてはいけないのです。

■中小・ベンチャー企業の経営戦略は、付加価値を上げて、利益率をアップすることです。
サービスを徹底的にすることです。

■マーキュリー物産でも住宅・リフォーム事業をやっていました。
しかし、粗利益は15%前後と低いので撤退しました。15%の粗利益でも安定した
利益を出せる中小・ベンチャー企業ならそのまま経営を続けるべきですが、この
程度の粗利益なら従業員の給与を維持するのもままなりません。

■それでは安定した粗利益を上げるにはどうしたらよいのか。
そのキーワードは、「高齢者」です。今後団塊の世代が高齢化していきます。彼
等は先行きの不安を抱えながらも生活の質を落としたくありません。

■例えば、住宅の買い換えはあきらめるけれど、老朽化したマイホームをリフォー
ムしたいと考えます。
その際、考慮するポイントとして、子供との関係です。子供が親の面倒を見るの
か、2世帯住宅を希望するのか、それともスープの冷めない近くに住みたいのか。
更には、最近は結婚しない子供も多数出てきています。つまり親子関係で住宅リ
フォームの考え方も全然変わってくるわけです。親子関係を考慮に入れたきめ細
かい対応をしていくことで、顧客から満足してもらい、その対価はきちんと頂く
わけです。

■過当競争、薄利多売戦略は一方、歳をとれば、体力や健康面の衰えも始まります。
この点を踏まえたきめ細かいサービスは、家電、食料品の配達、医療、スポーツ、
趣味、パソコン等様々な分野で考えられます。

■最近オートバイに関心を持つ中高年が増えてきたそうです。私の知り合いで、
中高年向けオートバイの乗り方のテキストをインターネットで販売して、毎月60~
70万円の売上を上げているそうです。彼の場合、サイドビジネスだそうです。
知恵を絞れば、いろいろな分野で高齢者向けビジネスはあると思います。
とにかく過当競争を避け、薄利多売戦略は避けることです。

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【 編 集 後 記 】
 当社で販売協力している「ペットのフンも同時に処理できる生ごみ処理機・環
境生活館」は、3年前の発売当初薄利多売戦略を予定していました。
 私は、大手の「家庭用生ごみ処理機」と差別化されている商品なので、薄利多
売戦略には断固反対しました。
 その結果、大手商品より若干高い69,300円で販売することが決まりました。
 もし、薄利多売していたら、事業に行き詰まり、その「家庭用生ごみ処理機」
メーカーは倒産していたことでしょう。

               中小・ベンチャー企業コンサルタント 
                   独立開業支援コンサルタント
                            菅谷信雄
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