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2008年12月23日 (火)

boblog「マーキュリー通信」no.1040【私の異見・ひと言申す-86「非正規社員の大量解雇の意味するモノ」】

 最近非正規社員の大量解雇が問Kif_2305 題になっています。小泉改革の失敗とまで言われています。そして、規制緩和から規制強化に乗り出す動きも出ています。

 しかし、政治家も、役人も、そしてマスコミもいつもながら場当たり的な対応しかできないのでしょうか。
 
 Kif_2304 雇用側からすれば、非正規社員は景気の調整弁になることは最初から分かっていることです。
 従って、規制緩和により非正規社員の雇用を増やす場合には、不景気になった時の対策も考えて規制緩和をすべきです。

 雇用側が非正規社員を大量に採用したい理由として、重くのしかかる法定福利費です。これは高齢者社会の進展と共に益々負担が重くのしかかり、企業の成長の足かせ、国際競争力への負担となっています。
 それと、企業は一旦正社員を採用すると、どんなに無能な社員でも簡単には解雇できないことが労働慣行となっており、これも非正規社員の採用増加に繋がっています。

 マスコミは、いつも表面的な現象しか捉えず、その部分のみセンセーショナルに報道するので、物事の本質が歪んでしまいます。

 一方、雇われる側にも問題があります。戦後の急成長により、世界第2位の経済大国になった日本はすっかりハングリー精神を失ってしまい、解雇になった場合の、自立に向けての職業訓練をしないいわゆるフリーター層が多数います。そして、解雇されたら、政府の景気対策に期待します。自己責任の原則を放棄している人も多数います。 私自身、全てを自己責任の原則で捉えるべきだとは言いませんが、最近の風潮を見ていると、ちょっと甘えている部分もあります。
 
 ところで、小泉改革では、役人の体質を把握しておかなかった点が最大の問題です。つまり、役所は、規制緩和が実行されれば、書類等形式審査が通れば、パスします。ここに悪徳業者が入り込む隙を与え、利権構造、癒着、汚職の原因となります。
 最近では新銀行東京の杜撰な融資がそうであり、少し前では耐震偽装問題など、数え上げれば枚挙にいとまがありません。

 そして、問題が大きくなると、今度は規制強化が必要以上に強化され、産業界に大きな影響が出始めます。耐震改修規制強化等はまさに官製不況の代名詞です。

 景気の悪化が深刻化する中、官製不況だけは極力なくすべきです。

 現在、消費税アップが盛んに論議されていますが、役所の縦割り行政、無理、無駄、汚職、利権構造、こういうモノを定量的に、例えば、3年間で役人の無駄を10兆円削減するから消費税を挙げさせて欲しいと言わなければ国民は絶対納得しません。

 景気対策のベストの政策は、1500兆円といわれている個人の金融資産をいかに使わせるか、金持ちにいかにお金を使わせるかです。しかし、その議論が殆ど聞かれないのが残念です。
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◆◆編集後記◆◆
 ファイナンシャル・アドバイザーの榊原節子さんも、老後の送り方として、
「凛としたシニア」(PHP研究所1365円)を出版されました。
 こちらも良い本ですから、お勧めです。

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