【私のコミュニケーション論-79「長幼の序を大切にする」】
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boblog「マーキュリー通信」no.1066【私のコミュニケーション論-79「長幼の序を大切にする」】
今、M&Aの関係で付き合いのある20代半ばの若手弁護士は一生懸命仕事をするし、非常に優秀です。
ただ、口のきき方を知りません。自分と親子程の年齢差のあるクライアントに対しても、「俺は頭が良く、優秀なんだ」という奢りのせいか、人を見下す性癖があります。
取引先からは、非常に評判が悪いです。回りから注意されても、なかなか直すことができません。若い中から「先生」と呼ばれ、どうしても自分は偉いんだと勘違いしてしまうのでしょうか。最近、若手でこのような勘違いをしている人が結構います。
日本は長幼の序を重んじる社会です。いくら優秀でも、知識だけでは生きていけません。歳を取るにつれ、人間性を求められていきます。
彼の勤める法律事務所では、30代の比較的若い中から独立させます。彼も独立志向なのでしょうか。独立したら、営業力が問われますが、その時にクライアントが見つからず、苦労することでしょう。いつか鼻っ柱をへし折られ、その時に自分の人間力が不足していることに気付かされることでしょう。
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編集後記
司法試験で第一に求められるモノは「記憶力の良さ」です。
尊い青春時代を棒に振って司法試験目指して猛勉強に明け暮れた為に、法律以
外の社会を全く理解できないいびつな人間になってしまったといえるかも知れません。
従って、弁護士の世界にも、人間力養成講座が求められるのではないでしょうか。
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