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2009年5月 6日 (水)

boblog「マーキュリー通信」no.1099【人生100年時代を勝ち抜く為の最強戦略-24「国家や医者も死後の世界を知ることの重要性性」】

高齢化の進展と共に医療費負担が増額し、既に破綻しています。介護保険も予想通り破綻状態です。

 政府は、人生80年時代を想定していますが、既に人生90年時代に移行しつつあり、医療財政も介護保険制度も破綻から破産に向かっています。
 政府は、100年時代など想定していないでしょうから、もし現実にそうなったら本当に恐ろしいことになります。

 超高齢化がここまで進んでいるのですから、政府も医者もこの辺で死後の世界の存在を認識した医療行政をしていくべきと考えます。

 今から25年以上前、カナダ駐在の頃、こんな出来事がありました。
 カナダ グレッグリバー炭鉱の開山式で親しくしていたカナダ人弁護士と会った時のことです。私は、やせ衰え、車いすに乗っている彼を見てびっくりしました。「ハワード、一体どうしたんだい?」と、彼に言葉をかけると、「自分は、肝臓癌で1ヶ月後には天国に召されることになっているんだ」と平然とした答えが返ってきました。
 次に彼と会った時は、1ヶ月後の彼の葬式会場でした。
 当時40歳位の彼は死に対する恐怖は全然ないようでした。彼は敬虔なクリスチャンで、死後の世界を信じていました。

 医学が発達して、寿命が伸びることは必ずしも全員が幸福になるとは限りません。
 人間は、全員死にます。「死」とは、この世での役割を終え、あの世へと還ることを意味します。科学的に言うなら、肉体は滅びても、霊というエネルギーとして帰天します。お香典に「御霊前」という言葉を使うのは、霊としてまだあの世に還る途中だからです。

 従って、この世での役割を終え、あの世へと旅立とうとする高齢者を、医学の力で無理矢理この世に引き留めようとすることに無理が生じています。

親族の気持ちは理解できます。それは最善を尽くして、この世に引き留めておくことが親孝行だという価値観を持っているからです。

 高齢者にとって大事なことは、安らかにあの世へと旅立てる仕組みを作ることです。その為にも、死後の世界があることを政府も医者も日頃PRすべきです。延命という美名、錦の御旗の下に、高齢者に対する癌治療等はできるだけ避ける方向に切り替えていくべきです。

 その一環として、高齢者の癌治療等の医療費負担を廃止する方向で検討する時期が来たと思います。どうしても延命して欲しいと思う高齢者本人の希望があるなら、医療費を全額負担して、延命を選択すれば良いのです。

 死後の世界の存在を知ると180度違った考え方になります。価値観が変わってきます。高齢者の延命治療は、却って良くないことなのだという意識に変わってきます。

 もし私が癌に罹り、余命幾ばくもないと宣告されたら、この世での特別の使命がない限り、延命措置を拒否します。早くあの世へ還して欲しいと思います。そして、数百年後には、又一から出直して、別の国、時代に生まれ変わり、新たな人生を歩みたいと思います。天上界から、次はどんな時代に、どんな国に生まれ変わるのかと下界を見るだけでわくわくしてきます。

◇◆◇◆────── 編集後記

 BSデジタル放送では、表番組では見ることのできない番組を楽しむことができます。
 昨日も、日テレが巨人-横浜戦を試合開始から終了まで放映していました。巨人の敗色が濃厚となった時に、電源を切りましたが、最後まで放映してくれるのは、ファンにとってありがたいです。
 今年の巨人は首位を独走していますが、今までで一番良い勝ち方です。つまり、4番打者ばかり集めて、若手の芽を摘んでいた昨年までとは違い、坂本、亀井、松本、寺内、東野、福田他投打に亘り多数の若手が登場するので、試合を見ていて楽しいです。こういう選手起用をするならファンは戻ってくることでしょう。
 今年も原監督の投手交代がワンテンポ遅いのが気になりますが、それも杞憂に終わることでしょう。
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