boblog「マーキュリー通信」no.1111【私の異見・ひと言申す-91「内需拡大のとっておきの政策」】
政府の不況対策は、エコカー助成金、エコポイント等それなりに頑張っていますが、
戦略がありません。
アメリカ頼みの輸出が当面期待できないのなら、ここで思い切った内需転換政策を
実行すべきです。
人が一生涯でお金をたくさん使う時は、結婚、出産、マイホーム購入、葬儀です。
この流れを見ると大きなヒントが得られます。つまり、現代の晩婚化、非婚化に
ストップをかけ、大ベビーブームを起こすのです。
結婚すれば子どもを産みます。子供ができれば、新入学等でお金を使います。
更にはお宮参り、七五三他様々な行事があります。結婚すること自体が、
物凄い内需拡大に繋がるわけです。
その為のありとあらゆる優遇政策を駆使すれば良いのです。
結婚、少子化のデメリットを解消する様々な諸施策を打てばよいのです。
カップルの合計年齢が60歳未満なら、結婚式にかかる費用を半額補助します。
これで結婚式場が繁盛します。
新婚旅行の費用も半額補助です。これで旅行代理店が繁盛します。
家賃も半額補助します。これで賃貸住宅市場が活況を呈します。
出産には、徹底的に補助します。出産費用は全額負担。
税金も子供が高校卒業まで半分に負けます。2人目の子供を産んだら、税金はただ。
3人目以降は、1人に付き●●円の補助。住居は子供の人数に応じ、
広い住居に引っ越すことができるようにします。家賃は半額補助。
共稼ぎ夫婦の徹底支援。保育園ももちろんただ。これなら夫婦2人年収400万円でも、
子供が2~3人は産めます。
最近婚活ブームですが、政府も番組のスポンサーになり、婚活をアピールします。
「結婚は楽しいぞ」「結婚することのメリット」を訴えるトレンディドラマを作り、
婚活ブームの後押しをします。「結婚することはかっこいいんだ」というイメージを若者にアピールします。
逆に、30歳を過ぎて独身なら、「人間的に自立できない駄目人間。何か性格的、肉体的に欠陥があるのではないか。よほど持てないのではないか」という世間的プレッシャを再びかけ、
後ろめたい気持ちにさせるのです。我々の頃はそうでしたから。
裁判員制度に有名タレントを使ってお金をかけていますが、こういうところに
政府予算を積極的に使って欲しいです。
さて、このようなベビーブームを創り出すと、少子高齢化に歯止めがかかり、
日本に活力が戻ります。仮に平均3人の子供を持つようになると、20年後には、
2億人の人口になると試算されます。
私のアイデアはかなり大ラフですが、日本人の人口を増やすことで、
内需拡大を図ることができます。
こうなれば、消費税のアップは必要なくなり、年金財政の破綻も回避できます。
その結果、年金納付率も上昇していき、全て好循環となっていきます。
民主党も、政権交代と呪文を唱えているのではなく、このような夢を国民に与え、
政策実現に向け動き出せば、民主党の天下は長期間続きますよ。
もし、このような政策を謳う政党が現れたら世の中は一気に明るくなります。
◆◆◆編集後記◆◆◆
晩婚化、非婚化の大きな原因の1つに、若者の甘え、自己責任の欠如があると思います。
個人の自由に任せてきた結果、モラトリアム世代の増加と共に、このような晩婚化、非婚化を起こし、国家の存亡の危機となってきました。
国は、晩婚化、非婚化の問題をそこまできちんと捉え、国家100年の計として捉えるべきと考えます。
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コメント
菅谷信雄 様
ご無沙汰しています。
その後ますますご活躍の様子で何よりです。
最近のブログを拝見していますと、所謂企業経営コンサルタント業に特化しておられるように見受けていますが、マーキュリー物産の事業も継続されているのですか。とすれば、ロード的に大変なことと思っています。
ところで、昨日幸福の科学が新党「幸福実現党」を立ち上げたというニュースに接しました。
どのような政策を打ち出してくるのか分かりませんが、立党する以上は菅谷さんのこの内需拡大策みたいな思い切った施策で他党との差別化を図ってほしいと思いますね。
以上、一言感想を申し上げました。
これからも健康にくれぐれも注意され、頑張ってください。
ではまた 平川
投稿: 平川嘉男 | 2009年5月26日 (火) 02時43分