« boblog「マーキュリー通信」no.1151【第82回「新しい時代を創る経営者の会」光に反応して風景が変わる感動の絵画アール・グラージュ 日本で生まれた世界初のアートブランド 】 | トップページ | boblog「マーキュリー通信」no.1153【幸福実現党大講演会「世を照らす光となれ」】 »

2009年8月 9日 (日)

 boblog「マーキュリー通信」no.1152【衝撃の事実「消えた百万人」】

Sugaya9_2 64年前の本日は長崎に原爆が投下された日です。原爆戦死者の方のご冥福を広島の方々と共にお祈り申し上げます。そして、このような悲惨な原爆投下を2度と繰り返してはならないことを祈ります。

 さて、日本に原爆投下された頃、米国はドイツの捕虜兵に対し、違った形の残虐非道の行為をしたことが明きらかになっています。
 
 友人から「消えた百万人」(ジェームズ・バクー著 申橋昭訳 光人社刊)を紹介されたので、読んでみました。本書は21年前の1988年に書かれたモノです。

 「西部戦線で捕虜になった約900万人の捕虜のうち、1年もしないうちに約100万人が連合軍(主にアメリカ軍)の過酷な取り扱いにより餓死や伝染病で記録上から消えた」という事実が明らかにされました。

 連合軍から、「捕虜」では無く「犯罪者」としてドイツの捕虜兵は扱われました。その中には数万人の老人、女性、子供も含まれていました。

 第2次世界大戦終戦後、 野ざらしで雨を遮るテントもない『捕虜収容所』で、食料はほとんど支給されず、捕虜兵達の排出する汚物で衛生状態は最悪、そして、栄養状態が劣悪で、赤痢が蔓延し、『捕虜収容所』は、さながら生き地獄の様相を呈していた。
 1日に数百人が死んでトラックで運び出される。中には瀕死の状態の捕虜兵を連合軍兵士がジープで乗り込んで、機関銃を連射しながら、適当に捕虜達を銃殺していくという非人道的なことも頻繁に起こった。

 当時の米国軍の責任者は、連合軍司令長官で後のアメリカ大統領たるアイゼンハワーだった。当時のアメリカ陸軍には食料が有り余って、処分に困るくらいだったのに、アイゼンハワーの命令で、食料はまともに支給されなくなり、次々と死者が出ていった。

 発生した大量の死者は、書類上の操作で最初から存在していないように扱われ、この本の著者は各地の公刊資料などを綿密に調べ「意味不明の曖昧な記述」から、実態を調査していく。 その地道な努力が実り、発刊されたのが本書です。

 国際公法上、民間人の殺害は戦争犯罪となります。もちろん原爆投下を実施した米国軍は重大な戦争犯罪です。
 一方で、捕虜兵の殺害も戦争犯罪となります。

 今更、米国の極悪非道の行為を糾弾しても、時計の針を元に戻すことはできません。しかし、戦争が発生すると国際公法という国際ルールはあってなきがごとし状態になってしまうことを肝に銘じなければなりません。

 その為に、悲惨な戦争を起こさないようにするのが人類共通の責務といえます。

 広島でも長崎でも核兵器廃絶の運動が続いています。唯一の被爆国家として、訴え続けることに賛同します。

 しかし、国際的に見れば別の見方もあります。
 もし、核保有国が次々と核兵器を廃絶していったときに、北朝鮮の金正日はどう思うでしょうか。
 核兵器保有国北朝鮮の力が比較優位となり、核の力を頼りに国際的な政治力をどんどん持つことになり、核兵器廃絶の運動は諸手を挙げて賛成ということになります。

 そうなれば狂人かつ大悪党の金正日の思うつぼとなります。

 事実、捕虜となった米国の女性ジャーナリスト2名がクリントン元大統領の努力で解放されました。
 もし、ブッシュ政権ならこのような弱腰外交は取らなかったでしょう。捕虜を返さなかったら、軍事力を行使すると脅かしていたでしょう。そして、力づくでジャーナリスト2名を取り戻していたでしょう。

 従って、核兵器廃絶の運動を続ける一方で、日本は北朝鮮の核攻撃の脅威から守るための国防強化が急務です。その為に憲法9条改正が必須となります。
 丸腰で世界平和外交を唱える日本国憲法は、金正日にすれば最高の憲法です。従って、護憲団体、政党は金正日にとっては、自らの権益を守ってくれる心強い味方となります。

 物の見方は、様々な角度から見る必要があります。それが国防となると、理想主義ではいかない難しSugaya9 さがあります。もちろん私も平和を希求し、こよなく愛する1国民です。

◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
 
 毎年、この時期には第2次世界大戦関係の書籍を読むことにしています。
 2度と戦争の惨禍に日本を巻き込ませないためにも正しい知識と認識を持つためです。
 すると政府やマスコミの見解はかなりずれていることに気付きます。

 一番おかしいのが自虐史観に基づく「侵略戦争説」です。
 日本は、米国を中心とした連合国に石油、食料等の補給を断たれた為の戦争であり、米国に対しては
国際法に従い宣戦布告して戦っています。
 
 二番目は、戦勝国側の論理による東京裁判で、戦犯A,B等の序列を決め、裁いたことです。これも国
際公法からみれば戦勝国が戦犯を決め、裁く権利はありません。

 その他、歴史の事実と違うことが多々あります。

 その最大の理由は、米国占領軍による戦後統治と見えない言論統制により、戦後日本の価値観が形成
されてきたことです。その状態が現在まで続いていることです。そして米国の思うとおりの日本となり
ました。

 本来、マスコミは歪められた自虐史観や戦勝国の論理を時間をかけてじっくりと解きほぐすことがマ
スコミの責務と考えますが、寧ろ助長しているマスコミが多いのが極めて残念であり、遺憾です。
  
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

※新しくできた幸福実現党のサポーターをしています。
マニフェストができました。こちらをご覧下さい。http://www.hr-party.jp
テーマは、「国民に夢を与える繁栄する明るい未来社会の建設です」

| |

« boblog「マーキュリー通信」no.1151【第82回「新しい時代を創る経営者の会」光に反応して風景が変わる感動の絵画アール・グラージュ 日本で生まれた世界初のアートブランド 】 | トップページ | boblog「マーキュリー通信」no.1153【幸福実現党大講演会「世を照らす光となれ」】 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です:  boblog「マーキュリー通信」no.1152【衝撃の事実「消えた百万人」】:

« boblog「マーキュリー通信」no.1151【第82回「新しい時代を創る経営者の会」光に反応して風景が変わる感動の絵画アール・グラージュ 日本で生まれた世界初のアートブランド 】 | トップページ | boblog「マーキュリー通信」no.1153【幸福実現党大講演会「世を照らす光となれ」】 »