boblog「マーキュリー通信」no.1154【私の異見・ひと言申す-97「総選挙の争点:年金問題と同様に重要な年金事務の効率化」】
今度の総選挙で国民の一番の関心事は年金のようです。しかし、遺憾ながら年金財源670兆円の内540兆円は、官僚とそれを取り巻く利権集団が食べてしまったのです。大量の魚を前にした猫が思い切り腹一杯食べて、その残りカスが130兆円ということになります。
それをどうやって国民をごまかし、美辞麗句で並べ立て、今回の総選挙を勝ち抜くかが自民、民主の作戦です。
一方で年金の事務処理の合理化も節税の重要事項です。これを実施するだけで毎年数百億~千億円の事務処理経費が浮く可能性があります。
私は、5月に60歳の誕生日を迎えたので、その前に三井物産の企業年金と社会保険庁の年金請求の通知が届きました。年金請求の事務手続きは、企業年金は非常にシンプルでしたが、社保庁の事務手続きは非常に面倒でした。
その後、三井物産の企業年金は、予定通り8月3日に振り込まれました。
ところが、社会保険庁からは年金支給の通知が一向に来ないので、社保庁に問い合わせたところ、何と書類が届いていないとのこと。そこで、もう一度必要書類を送ってくれとのことでした。
必要書類とは、住民票、妻の非課税通知書、戸籍謄本、預金通帳のコピーです。
民間の生保でも年金保険を行っていますが、お客様に対し、こんな失礼なことはしません。満期日が来たら、お客様の指定口座に年金を振り込むだけです。
役所関係の書類で1回でパスしたことがないので、先週土曜日に池袋の社保庁まで出かけ、手続きをしてきました。
先日私の許に私の年金履歴の通知が来て、間違いがないことを確認しました。その時に、私の振込先の預金口座番号を連絡すればそれで済むはずです。しかし、社保庁職員の対応は完璧主義。1つ1つ関連書類と質問をしていきます。余りにモノ非効率さに開いた口がふさがりません。
そして、第1回目の年金振込日は早くて12月頃になるだろうとのこと。これも民間では考えられないこと。もし、私からの問い合わせがなければ、年金の事務処理は全然進んでないことになります。
最後にびっくりしたのは、私の場合、月収18万円以上になると、年金がどんどん減額されていきます。これもお役所の発想です。これでは高齢者の働く意欲を阻害します。
私が政治家なら、受け取る年金を国の重要施策に使ったら、その年金には税金をかけない。更には相続税からも控除するとか各種優遇措置を講じます。
例えば、自宅の耐震改修、リフォーム、太陽光発電、LED照明等消費を喚起するような施策を実行していきます。
税務署で年金を吸い上げたら、その分消費に回りません。こういうしょぼくれた考え方をするから、景気が良くならないわけです。
各種助成金、補助金を始めお役所と接した人はいつも余りにも非効率さにうんざりしています。そして、その非効率さに国民も巻き込まれます。
それなら、役人のあらゆる事務処理のチェックを民間に徹底的にさせ、民間の事務処理方式を導入すれば、これだけで兆単位の軽費節減になると思います。
自民党でも民主党でもこういう地味な提案をすることも大事と考えます。又、これをやらない限り、絶対消費税の値上げはさせません。
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