boblog「マーキュリー通信」no.1179【自殺防止キャンペーンに参加して】
今月は自殺防止キャンペーン月間です。自殺者数は、毎年3万人以上です。男女別で見ると、男性が7割弱と女性の2倍以上います。自殺の原因は、健康問題が圧倒的に多く、全体の半分弱、次に経済的問題が4分の1、この2つで7割以上を占めます。
国際比較すると、リトアニアが人口10万人当たり39人と圧倒的に多く、東欧が上位を占めます。日本は10万人当たり24人と第8位です。これは先進国中トップです。これらの国で自殺者が多いのは、国内の混乱が続くことが原因となっているようです。その意味で、日本の自殺率の高さは異常といえます。
日本人の自殺者数は、平成9年までは毎年24千人前後で推移していたのですが、平成10年に突然3万人を突破し、それ以降毎年3万人から35千人の間で推移しています。昨年までの11年間で36万人の人が自殺したことになります。
因みに、イラク戦争の死者数(2003年3月~2006年6月)は65万人であることを考えると、日本では毎年戦争に匹敵する自殺者が出ることは、政治社会経済体制に問題があるといえます。
http://www.t-pec.co.jp/mental/2002-08-4.htm
本日、市民団体主催の「自殺防止キャンペーン」に参加し、池袋駅付近でチラシを配りました。多くの人は自殺に無関心です。
しかし、中には、友人が自殺したと悔やんでいた高齢者がいました。1時間で、100名近くの人にチラシを受け取っていただきました。
自殺が問題なのは、家族や親戚に多大な迷惑をかけるだけではありません。自殺した本人は浮遊霊となって、死後苦しみます。そして、苦しいから地上の人間に憑依します。自殺の名所で自殺者が多いのは、通りがかりの人間に憑依して、道連れにするからです。
更には、地獄に堕ち、反省を強いられます。地獄は実際に存在し、その人の心境にふさわしい人が地獄に堕ちます。自殺者で、天国的な考え方をする人はいないからです。
こういう真実を伝えるのも「自殺防止キャンペーン」の目的です。
ブータンでは、国の基準として国民総幸福生産量(GHP)を掲げています。超成熟社会となった日本でも、国がGHPを採用したらいかがでしょうか。その時の数値目標として、自殺者の撲滅を国家目標とするのです。自殺がなくなったときには、政治経済社会の全ての項目で国民は満足し、素晴らしい国家となっていることでしょう。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
私の場合、友人知人で自殺した人は極めて少ないです。
三井物産時代の同期M君は、仕事を苦にして、朝通勤電車に飛び込み自殺をしたのを思い出します。M君は、一橋大学でゲバ棒を振るい、革マル派として学生運動に参加した勇士です。非常に純で、思い詰めるタイプだったようです。
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