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2009年11月25日 (水)

「マーキュリー通信」no.1232【シリーズ日本の生命保険の意義と問題点を再考する-3「巨大な力を持った生保は、生命保険のあるべき役割から逸脱していった」】

平成19年末の生保の総資産は326兆円と巨額に上っていることを前回ご

説明しました。

生保は、この巨額の資金を基に、本来の保険事業とは異なる金融機関と

不動産事業を営んでいます。

しかし、生保会社は保険事業に本来限定されているはずなのに、監督官

庁は拡大解釈して認めています。

生保がこの2つの巨大事業に進出することで、強大な力を持つに至りま

した。
 
この2つを武器に各企業に保険外交員いわゆる生保レディを送り込みま

した。

そして、餌食になったのが、各企業の世間知らずの新入社員です。丁度

釣り堀に糸を垂らすがごとく新入社員をつっていきました。
 
会社が認めた生保レディが、あめ玉戦術で生保商品を必要としない新入

社員の下に何度も足繁く通います。それも数社の生保レディが訪れます


 
新入社員の世間知らずを良いことに、終身タイプの高額な保険金をかけ

させました。死亡保険金5千万円をかけさせられた独身の新入社員も多

数いると聞き及びます。

生命保険会社にとっては、この種の生命保険商品が一番儲かる商品だそ

うです。

因みに、掛け捨てや年金タイプの生命保険商品は、あまりうまみがない

そうです。

そして、いつしか生命保険商品は、生保レディ、言い方を変えるなら生

命保険のおばちゃんの非効率な営業による販売商品というイメージが

定着し、男性が一生涯胸を張ってやる仕事ではないという世間的イメ

ージとなりました。

生命保険商品は、複雑でよく分からない。だから3分の2近い保険契約者

が、保険内容を不十分もしくはよく分からないと思っているわけです。

この辺に生命保険商品と営業の問題点が潜んでいます。

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