「マーキュリー通信」no.1288【奇人変人の異見-113「国防問題に民意を反映させる愚かさ」 】
米軍普天間飛行場の移設問題を最大の争点とする名護市長選は、移設反
対を掲げた新人の稲嶺氏が、現職の島袋氏を破り、初当選しました。
その結果、鳩山首相は普天間基地から辺野古への移転を民意を反映させ
る発言をしました。
国家の最重要事項は国防です。
江戸末期に龍馬や勝海舟等が身命を賭し
て日本国を外国の侵略から守りました。
だから、欧米の植民地にされず
に済んでいることを我々は偉大な先祖に感謝すべきです。
戦後60年以上経ち、1億総平和ぼけの日本の象徴がこの鳩山首相発言で
す。
もし、米国が軍事施設の国外撤去を決意したら、日本はたちまち中国、
北朝鮮からの侵略の標的になることをこのお坊ちゃま首相は理解してい
るのでしょうか。
軍事基地は騒音問題があり住民にとり確かに迷惑施設です。しかし、そ
の為に、多額の経済的補償、メリットが得られるわけです。
国民生活の中で、迷惑施設としては飛行場、原子力発電所、ゴミ焼却場
、火葬場等があります。地域住民としては地元に建設してほしくありま
せん。
しかし、これらの施設を国外に移転できるでしょうか?
つまり、地域住民の要求を聞いていたら国民生活はは成り立ちません。
だから、その見返りとして地域住民に経済的メリットが還元されている
わけです。
このメリットを抜きにした感情論、感傷論がマスコミの報道で目立ちす
ぎます。マスコミはもっと大所高所に立った報道をすべきです。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
民主党の国防音痴がいかんなく発揮され、
これで日本国はいよいよダッチロール現象が起こり始めました。
私の周りでも、「民主党政権よ、いい加減にせい!任せて失敗した!」と
怒りとあきらめが交錯した意見を最近頻繁に耳にします。
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コメント
米軍基地を撤退させて自衛隊がその分カバーするということであれば大いに結構だと思いますけどね。
そうじゃなさそうですね。
投稿: tora | 2010年1月29日 (金) 11時21分