「マーキュリー通信」no.1392【未来ビジョン・新しい国づくりを目指す!-3「役所に顧客満足の視点を導入する」】
本日運転免許の更新を都庁にある新宿センターで行いました。結構混んでいたのですが、処理時間は写真撮影も含め僅か10分+講習30分。
これで更新費用は3250円。講習が終了した時には、新しい免許証はできあがっていました。以前と比べ、ITの導入により、かなり事務処理の効率化を図っていることを実感しました。
これならOKです。役所もこのようにやれば顧客満足に繋がります。
私がカナダに駐在していたのは1980年~1984年でしたが、行政サービスは日本と比べ効率化され、極めて満足のいくものでした。既にIT化は当時でも日本より遙かに進んでいました。
カナダでは、私のような駐在員も含め全国民に社会保険番号カードを渡します。
預金口座の開設、確定申告、生命保険、医療機関の受診等全て社会保険番号で処理します。
従って、各個人の所得を政府がきちんと把握しているので、ごまかしようがありません。
カナダでは、給与所得者も全員確定申告をするので、納税意識が強く、税金の使い道に強い関心を持っています。
逆に、源泉徴収制度を実施している日本の国税局は徴税コストの低減と、納税意識の希薄化の一挙両得を実現しているので、税務当局の立場から見れば、極めて優れた制度といえます。
本日、カード会社からカードローンを借りる際の年収制限が今年からスタートする旨の案内が来ました。
同じITを駆使するにしても、政府はカード会社と個人にかなりの事務負担をかけています。
30年前のカナダ政府が実施していたことと雲泥の差です。
一方、カナダでは社会保険番号による管理の為、住民票がありません。
転出入の時の届け出も必要ありません。カナダ駐在の時、2回引っ越しをしましたが、転出入届けがなく、非常に楽でした。
従業員の採用の際、日本では住民票の提出を求める企業が多いため、ネットカフェ難民等住民票のない人は、就職活動に支障を来しているようです。
もし、住民票をなくせば、かなりの行政コスト、事務コストを削減できます。一度、住民票が本当に必要なのかどうか顧客満足の切り口からチェックしてみるべきです。
更には、戸籍簿謄本も検討対象にすべきです。
私の本籍は千代田区西神田ですが、実際に住んでいた場所ではありません。制度上は皇居に本籍を置くこともできます。
こんな本籍なら意味がありません。本籍は、原則出生地にすべきです。
IT時代、戸籍簿謄本の取り寄せを、インターネットで取り寄せれば良いのです。何も役所に出向く必要などないわけです。これも行政サービス向上の一環です。
カナダに3年半駐在しましたが、学ぶべき所はたくさんあります。
もしも私が衆議院議員に当選した場合には、国民の顧客満足という切り口から、カナダの制度の長所を日本の制度にも取り入れることができないか、積極的に検討していきたいと思っています。
国民の顧客満足という視点から行政サービスをチェックした時、事業仕分けのようなパフォーマンスは不要と考えます。
行政サービスを官僚の視点から国民目線、国民視点に変えれば、この国の行政サービスと効率は格段に良くなるはずです。
そして、国民、住民の満足度をチェックし、満足度の低いサービスは改善し、それでも改善されない場合には廃止するのです。
更には、公務員の評価制度に、国民、住民の満足度を反映させます。評価の高いサービスを実施している担当部署のボーナスを高くする。こうすれば、お役所仕事は大分改善されるはずです。
既存政党では、私の年代(団塊の世代)はまだ若手の部類ですが、幸福
実現党では長老格となります。
私が幸福実現党から立候補を決めた理由に、私の経験が思う存分活かさ
れると考えたからです。
もちろん、幸福実現党の政治理念である自由と繁栄をベースとした新し
い国造りに賛同しているからです。
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