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2010年5月20日 (木)

「マーキュリー通信」no.1393【未来ビジョン・新しい国づくりを目指す!-4 「カナダに理想国家日本のヒントがあります」】

既に、本シリーズ「未来ビジョン・新しい国づくりを目指す!」でカナダの事が出てきました。

私は1980~1984年までカナダに駐在しました。

当時のカナダは平和で安全、人々は親切で物価が安く暮らしやすい国でした。
「未来ビジョン・新しい国づくりを目指す!」の国造りのイメージとしてカナダがあります。

本シリーズでそれを伝えていきたいと思います。

カナダ人の所得は日本人より低いです。
しかし、生活費が圧倒的に安いので、ずっと暮らしやすいです。
中でも住宅費は圧倒的に安いです。

これはカナダが広大な国家で人口が少ないからだけとはいえません。日本は、各種規制があって、住宅コストを押し上げています。

私が政治家となったら、まず住宅コストを引き下げることを最優先課題にします。
現在の日本では賃貸住宅の質も広さも非常に貧弱です。ここにスポットライトを当てます。

都内で100平米、家賃10万円を目標とします。その為の障害をゼロにするように努めます。家賃10万円にする為にどの程度の容積率にするかは専門家と相談の上、決めていきたいと思います。
あくまでも最初にありきは、都内で100平米、家賃10万円の目標です。

都心の容積率は僅か300%です。これを最低でも都内は1000%に引き上げます。但し、鉛筆のような細長いマンションが林立しては困るので、最低の土地面積を定めます。
建坪率は変えなければ、広くゆったりとした公開緑地を確保できます。
託児所は義務づけます。その代わり税制上の優遇措置を与えます。

基本的には、東京都内の居住者は日照権が犠牲になることは我慢してもらうのです。その代わり安くて広い良質な住宅が手に入ります。
日当たりの良い一戸建てを希望するなら、郊外に住めばよいのです。

良質の賃貸マンションを建設したデベロッパーには税制の優遇措置を与え、できるだけコストダウンを図ります。

次に、賃貸マンションを購入する投資家を募ります。この投資家にも税制の優遇措置を与えます。
賃貸マンションの収益に関して、10%の分離課税なら大投資がブームが起こることと思います。これだけでもかなりの景気刺激策になります。

最後に賃貸マンション入居者には、家賃全額を所得控除できるようにします。これまでマイホーム中心の住宅政策をとってきました。これは経済が右肩上がりの発想です。
今後は、賃貸住宅にも税制の恩典を与えるのです。マイホーム取得が目的ではなく、ライフスタイルに合った良質で安価な住宅を供給することが政府としての責務です。

一方、低所得者層及び高齢者には、住宅都市整備公団による安価な共同住宅や老人ホームの供給です。このニーズはまだまだたくさんあると思います。

昭和40年代に建設したマンションの老朽化による建て替えが今後課題として浮上します。
「良質で安価な賃貸住宅の供給」という新しい政府のビジョンを明確にし、住宅供給を推進していけば、景気刺激策と個人の金融資産の活用も図れ、一石三鳥にもなります。

◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆088

本日池袋駅東口で、幸福実現党の矢内筆勝総務会長の応援演説で、初め て10分ほどスピーチしました。
私としては楽しんで演説をやることができました(*^^*)

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