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2010年6月19日 (土)

「マーキュリー通信」no.1420【人生に勝利する方程式-51「悔しさをバネとする」】

業務委託料未払いのS社と1年近く交渉を続けてきました。

S社は膠着状態を打開する為に、私と元同僚のI氏を使った陽動作戦を使ってきまし

た。

S社は、資金繰りが極めて厳しく、いつ倒産しても良い状態なので、最終的には、業務委託契約時に契約金として頂いた株券と引き換えに50万円を戴くことで手を打つことにしました。株券はI氏を信用して、S社に事前に返却しました。

昨日、I氏は現金封筒を持って現れました。現金を渡す前に、確約書に署名捺印することが条件でした。確約書には、私が本件で裁判を行わないことを含め、S社が困ることを確約書の中に盛り込まれていました。

現金の入った封筒を触ったら、厚紙の中に現金が入っていることが分かりました。

厚さから推測したら50万円にはならないけど、私はこれ以上S社と関わりたくないので、やむなく署名捺印しました。

そして、開封したら中の厚紙はしおりでした!現金は僅か5万円でした!

S社の社長は、金融機関で調べたら詐欺師としてブラックリストに載っていることが分かりました。

調べれば分かるようなウソを平気でつくし、まともな交渉をしてきた私自身の失敗でした。

仲介役のI氏も私も欺されたことになるわけですが、人を欺すことなど何とも思っていないようです。

詐欺師との交渉は生まれて初めてですが、人を信頼することをベースとする自分の性格を逆手にとられました。

但し、自分自身人を欺すことは絶対にしないことを誇りとしてきたし、今後も人を信頼することを基本としていきたいと思っています。悪は最後は必ず滅びる事になるわけですから。

今後、私自身政治家になった場合、私に近づく人間の中で詐欺師が現れることがあるかもしれません。

今回の失敗は良い教訓となりました。この悔しさをバネとして、もし、今後詐欺師と交渉するような事態が生じた場合、今回のI氏のような仲介役を活用することの重要性を学びました。

◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆

現在、「コラ!中国 いい加減にしろ!」(辻本貴一著 メトロポリタンプレス刊)を読んでいるところです。

中国人の性格の特徴は、契約反古、虚言妄言、直ぐにウソをつく等々S社の社長の性格と似ています。

今後中国人とつきあうことがあるかもしれません。その前に貴重な経験をさせていただいた感じです。

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