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2010年8月13日 (金)

「マーキュリー通信」no.1462【未来ビジョン・新しい国づくりを目指す!-23「日本民族としての高貴さを取り戻す」】

菅首相の韓国併合100周年発言に民主党内部でも菅首相の余りにもの左翼主義に批判が吹き出しているようです。
国民が本来期待している民主党政権は、左翼主義政党でなく、自民党の対抗軸としての民主党政権でした。

しかし、私は民主党政権誕生以前から、民主党は旧自民党、旧社会党等の左翼主義者、日教組等の主義主張も全く異なる集合体だから、民主党政権の危険性を訴えてきました。

菅首相の自虐史観をベースとした歴史認識の間違いは、少し勉強すれば分かるはずです。しかし、色眼鏡で見ていする左翼主義者には理解が歪曲して見えているようです。

最近私が読んだ書籍としては、元外務次官村田良平氏の「何処へ行くのか、この国は(元駐米大使、若人への遺言)」(ミネルバ書房刊、2100円)がお薦めです。

同氏は、本書籍を本年2月に発刊した直後の3月18日に80歳で他界されています。

さて、今日本は世界で一番元気のない国の1つといわれています。若者も元気がありません。

その最大の元凶の1つが自虐史観です。
自虐史観とは、「日本は先の戦争で、他国を侵略した悪い民族です。だから、その罪を深く反省し、他国民に謝罪し続けます」という考え方です。

自虐史観は、米国GHQの占領時代に、占領政策の一環として、日本人を思想面で徹底的に洗脳しました。
その洗脳から解き放たれていないのが、左翼主義者、左翼マスコミ、左翼文化人といわれている人たちです。

そして、この自虐史観をベースに日本の歴史教科書は記述され、日教組教師が教えるわけですから、子供達は日本に誇りが持てず、明るい未来が描けないわけです。

国益の第1は国家の安全保障であり、国民の生命と安全、そして財産を守ることです。

そして、国益の第2は、未来の日本を背負う人材の育成です。この人材なくして、日本の長期的発展繁栄は期待できません。

しかし、自虐史観を植え付けられたら、子供達は未来に希望を抱けません。

だから為政者として大事なことは、国民に、そして未来を背負う子供達に、明るい未来ビジョンを示すべきです。

今、自信をなくした国民に日本民族としての高貴さを取り戻すことが為政者に求められる重要責務です。

現代は、戦前の悪いところばかりクローズアップしていますが、武士道をベースとした日本人の精神的高貴さを見直し、それを取り戻し、もっと日本人としての誇りを持つべきです。

戦後の焼け跡から奇跡の復活を遂げ、世界第2位の経済大国となったその自信を取り戻す時です。

その意味では、菅首相は為政者としては失格です。人間としても洗脳から目覚められないでいる愚かで哀れな左翼主義者です。

フランス の 作家 で 詩人だった有名なポール・ヴァレリー ( 1871年~1945年  )は、日本に対して次のようなコメントを残しています。

「私が決して滅ばされないようにと願う1つの民族、それは日本民族だ。あのような極めて興味深い文明は、決してなくなってはならない。日本人以上に驚異的な発展にふさわしい民族は、他にいない。日本人達は、人口は多いものの、貧しくとも高貴である。」

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