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2010年10月14日 (木)

「マーキュリー通信」no.1504

英国ではネット専業の消費者金融が急成長しているそうです。金利は年

利換算で何と2689%だそうです。

平均的な貸出金利は1日約1%、これを複利で年利換算すると2689%になります。

私の経験からすれば、信用のない個人に貸す場合、1日1%の金利は当然と言えます。

10日で10%になりますが、急成長しているということはニーズがあるということです。

中小企業の場合、月末に資金ショートしそうな時に、10日間で10%の金利でも急場しのぎで助かるわけです。

最近、武富士が倒産しましたが、上限金利を15~20%にした為に、これでは商売ができなくなり、倒産するのは当然です。

信用力のない個人に15~20%の金利で貸したら消費者金融ビジネスが成

り立たなくなるわけです。

借りられなくなった個人は、結局ヤミ金融に行かざるを得ません。

政府の金融政策は戦略がなく、いつも小手先対応です。消費者金融全盛

の頃は、大手都銀を通じ、多額の融資をして、市場拡大に走り、ピーク時には大手都銀より利益を上げるようになりました。都銀は本来のあるべき姿を忘れ、バブル時代の過剰融資に続き、ここでも節操なく消費者金融に多額の融資をしました。

愚かなことにテレビCMまで解禁しました。儲かれば何でもありの世界となり、テレビ業界の節操のなさにその時は私自身呆れていました。

ノンバンクによる消費者金融は、本来大手都銀のカードローンを使えない、信用力のない人たち向けの短期融資です。

従って、金利に上限を設けること自体経済の実態を知らない役人の頭の中の空論です。

私の若い頃は、消費者金融のことをサラ金と称し、サラ金から借りることが罪悪視されている時代でした。

サラ金は、ポルノ産業同様、利用者が後ろめたさを感じながら、裏口からこっそり借りるべき筋合いのものです。それを駅前の一等地に堂々と店を構えるようになりました。

こういう事こそ取り締まるべきでした。

役所の規制すべきは、過剰取り立て、違法取り立てを厳しくしすることです。

現在は、個人の年収に応じた借入制限まで実施しました。実に役人の頭で考えている余計なお節介です。

こういう規制こそ撤廃すべきで、こういう過剰規制が景気の足を引っ張っていることに政府も気づくべきです。

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