「マーキュリー通信」no.1548【ベンチャー起業家の資質】
昨日これから起業する人又は起業中の人を対象に龍馬起業塾を行いました。
ベンチャー起業家志望の一橋大学生K君も参加しました。
他の受講者が熱心に私の講義を聴いているのに比べ時折居眠りをしていました。
最後、質疑応答の時間に、K君から質問がなかったので、私からK君に質問を促したら、
「菅谷さんは、なぜ三井物産を25年勤務して途中で退職したのですか?」
との質問でした。
その質問に対し、私は丁寧に答えました。
私はK君からベンチャー起業家として生きていく為に必要な不安、疑問、課題等をこの若者から聞きたかったのですが、質問の内容に多少がっかりしました。
セミナーが終わり、懇親会に誘ったのですが、「まだ仕事がありますので」と断ってきました。
私がK君の立場なら、もしもしホットラインという一部上場企業をゼロから立ち上げた一橋大学の大先輩に終始つきっきりで、しつこいといやがられるほど、質問攻めにしていたでしょう。
尚、K君はセミナー開始のぎりぎりに入ってきました。
昨日の一連のK君の態度を見ていると、ベンチャー起業家としてのファイティングスピリット、チャレンジングスピリットを全く感じることができませんでした。又、他の参加者も異口同音に、「せっかく一橋大学の大先輩と会うチャンスがあるのに、それを活かさないのは、その時点でベンチャー起業家としての資質に欠ける」と手厳しかったです。
K君は一橋大学生なのだから頭脳は明晰なのでしょう。
それなら大企業に入り、組織の中で生きていった方がK君の為と思います。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
昨夜、龍馬起業塾の後、懇親会の席でテレビ局に衣装を提供している企業の役員と懇談しました。
私が毎日見ているワールドビジネスサテライトの小谷真生子キャスター始め、最近では彼女たちが着る衣装は全て局持ちだそうです。
数十万円もするブランドもののサンプルを着るそうです。
着た後は、販売店の店頭でディスプレイとして使われるそうです。
これならニュースキャスターは衣装代を気にしなくて済みますね。
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