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2011年2月20日 (日)

「マーキュリー通信」no.1626【感動を呼ぶ名著「日本で一番大切にしたい会社」を読んで経営の神髄を学ばせていただきました】

良書を読んだ後、いろいろと学びを得て、自己成長にも繋がります。これが読書の効果といえます。

今月も10数冊の本を読みましたが、その中で一押しの本が「日本で一番大切にしたい会社」(坂本光司著 あさ出版 1470円)です。

本書では、法政大学大学院政策創造研究科坂本光司教授が、応援している企業の中から、特に応援している5社をピックアップしている会社5社を取り上げています。

5社に共通していることは、社員を一番大切にしていることです。その結果、顧客満足に繋がっていくわけです。

社員は人件費を支払うコストの対象ではない。一番重要な経営資源だから、徹底的に大切にします。

会社の長期的かつ継続的な安定成長が重要であり、その前提として、従業員の定着があるわけです。当然リストラは行わないわけです。ここに労使の信頼関係や一体感が生まれてきます。

例えば、日本でチョーク(はくぼく)製造のトップメーカー日本理科化学工業では、障害者の採用比率が7割にも上り、日本最高レベルの比率を誇っています。

50年前に知的障害者第1号を採用した時、新たな発見をしました。
知的障害者は、健常者と比べ、仕事に没頭します。手抜きや息抜きということをしません。

同社の社員はひたすら仕事に向かう障害者2名の姿を見て、心を打たれます。

そして、障害者から多くのことを学びます。それ以降同社は、障害者を積極的に採用し、現在に至ります。

では、なぜ知的障害者がそこまで仕事に没頭するのでしょうか。

障害者の施設では、人に褒められたり、人の役に立ったり、人に必要とされたりすることは絶対ありません。障害者は、仕事を通じ、その喜びを得ることを体感します。真の幸せは、働くことから得られることを知っているのです。

日本理科化学工業は、障害者が働きやすいように、障害者にに合わせてどんどん製造設備を改善していっています。
例えば、算数のできない障害者に配慮し、チョークを色で識別して、作業できるようにするとか、様々の改善を試みます。

同社の正社員比率も極めて高く、離職率は極めて低いそうです。50年前に採用した障害者第1号は、定年退職となり、今は嘱託社員として働いているそうです。

さて、本書で紹介された5社は、安定的会社の成長を成し遂げていますが、会社の業績を決して環境のせいにしていません。

不況だ、政治が悪い、従業員が悪い、立地が悪い等々、経営者としては、業績不振の原因を思わずこれらのせいにしたがります。

しかし、これらの企業はそれらのハンデを乗り越えて、長期間に亘り、見事増収増益を果たしています。

その経営の神髄を本書から学び取ることができます。

※坂本光司教授の基調講演「人を大切にする経営とその成功事例」が、近々行われます。参加費は無料です。
◆3月3日(木)10~11時
◆主催:東京都労働福祉保健局会場:女性と仕事の未来館セミナー室4階 JR田町駅3分
◆お申し込み:㈱ハーモニーレジデンス tokyo@harmonyresidence.co.jp

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