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2011年5月 2日 (月)

「マーキュリー通信」no.1672【調布中学の級友、谷崎洋一郎君、俳優デビュー「最後のラーメン」】

調布中学の級友、谷崎洋一郎君が、還暦を過ぎての俳優デビューを果たしました。演目は「最後のラーメン」で、新中野のWaniz Hallで行われました。
http://www.wanizhall.com/

大晦日の晩、23時頃、屋台のラーメン屋のおやじ(谷崎洋一郎)が店を閉めようとするところに1人の若者が来店します。

ラーメン屋のおやじは、自慢のネギ入りラーメンを作って、その若者に渡します。
おやじは屋台の隅で、食器を洗っています。

すると、若者は、おやじがネギを切った包丁を手にし、おやじに包丁を突きつけ、「店の売上金を出せ」と迫ります。

おやじは動転せず、瞬時に若者から包丁を取り上げ、「こんな年老いた屋台のラーメン屋のおやじの売上金をもっていったってたかが知れている。欲しいなら持って行きなさい。それより、せっかく作ったラーメンが冷めるから、熱いうちに食べなさい」と勧めます。

若者は、おやじの意外な行動にびっくりしながら、ラーメンを食べ始めます。

「こんなうまいラーメンを食べたことがない。年越しそばを食べるのは生まれて初めてなんだ」と心を開き始める。

若者は、幼い頃に両親を失い、祖母に育てられてきた。その祖母が認知症となり、介護の負担が若者にのしかかる。
若者はその重圧に耐えきれず、介護を放棄する。その結果、祖母は亡くなる。

若者は、祖母の殺人犯として、指名手配される身となる。

一方、おやじは、昨年息子家族を交通事故で全員失う。妻も、そのショックで後を追うようにして他界する。
生きる気力をなくしていたおやじは、本日を最後にラーメン屋を廃業するつもりでいた。

おやじは、若者に自首を勧める。そして、「おにいさんよ、刑期を終えたら、必ずラーメンを食べにおいでよ。おじさんは、いつまでも待っているよ。その時はラーメン代を払っておくれよ。」

若者は、おやじの言葉に感激し、その言葉を支えに、自首を決意する。

おやじは、自分のラーメンをうまいと言って食べてくれた若者に感謝し、これからもラーメン屋を続ける決意をする。

「最後のラーメン」は、現代の殺伐とした世相をうまく捉える一方で、その中に人間本来もっている優しさ、思いやりを織り交ぜ、僅か30分の中に、2人の俳優がものの見事に表現していました。

2人芝居は生まれて初めて見ましたが、新たなジャンルの発見でした。

他に「魚座たちの渚」「ひとしずくの殺意」と上演されましたが、飽きずに最後まで楽しむことができました。

谷崎洋一郎君は、母校調布中学では、明るく伸び伸びとしたキャラクターが受け、みんなから人気者でした。
又、同級生の中で、一二を争うイケメンで、女の子からも持てていました。そのまま俳優の道に進んでもおかしくないキャラクターでした。

今回の「最後のラーメン」はプロの作品で、プロの演出家の厳しい指導の下に、1回2時間、20日間仕事の合間に練習したそうです。
一番大変だったシーンは、包丁を突きつけられ、それを取り返すシーンだったそうです。

プロの演出家の話では、谷崎洋一郎君は期待の大型新人(?)だそうで、まだまだ素人の域だそうですが、磨けば大きく伸びていく素質を持っているそうです。

発声方法、演技、間の取り方等安心して見ていられました。入場料は2千円でしたが、その価値はあったと思います。

熟年俳優谷崎洋一郎君の今後の更なる飛躍に期待します。20110501tanizaki_debut

◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆

母校調布中学の恩師、鳥居士郎先生も参加されました。

鳥居先生は、「マーキュリー通信」の愛読者で、毎回メルマガを読んで下さるそうで、時々感想文も頂きます。

約50年前の恩師が、時を経て、未だに接点が持てる喜びを感じると同時に、IT時代の文明の利器に感謝する次第です。

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コメント

偶然マーキュリー通信発見。うん?調布中?
まさか、谷崎くん、って私の知っている谷崎くん? 鳥居先生で確認。おめでとう谷崎くん!
誰が書いているのだろう、、って。
菅谷くんではありませんか。卒業以来ですね多分。
懐かし〜い、お元気ですか。
旧姓 高原


投稿: Whiteway Sachiko | 2015年7月15日 (水) 12時03分

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