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2011年5月 3日 (火)

【奇人変人の異見-151「憲法記念日に日本国憲法の意義を考えてみました」】

本日は現行憲法が制定されてから64回目の憲法記念日です。

憲法を英語ではConstitutionと言いますが、その意味は
law determining the fundamental political principles of a government
「政府の基本的な考えを決めた法律」という意味です。

従って、憲法とは本来日本の国力、国情、国際社会の環境等に合わせて変えていくべきものです。しかし、未だに全く変更されていないという珍現象は、外国人から見たら信じられないことであり、世界の7不思議の1つに入ると思います。

本日の社説で、朝日と産経新聞は対照的でした。
朝日は護憲、産経は改憲の立場です。

戦後66年、戦後の平和を維持できたのは、日本国憲法のお陰と朝日新聞は未だに信じているのでしょうか。

東日本大震災で、違憲と言われ続けてきた自衛隊のお陰で、被災地の人を始め日本国民は自衛隊の重要性を認識したことと思います。

被災地の悲惨の状態は、戦争で破壊された国土と同様の状態であることを大多数の国民は知りました。

今回の震災でも、耐震補強をもっとしっかりやっていれば被害はもっと少なかったはずです。私は耐震補強の重要性を「マーキュリー通信」で何度も訴えてきました。従って、今回の震災を「想定外」と言って欲しくありません。

同様に国防も、憲法前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」との規定が国防上の最大の障害となっています。

今回の震災同様、国防も普段の国防戦略に基づき実行していくものですが、昨年の中国による尖閣諸島侵略でその脆弱性を露呈しました。

まずは東日本大震災の復旧、復興が最重要事項ですが、同時に震災を反省材料として、改憲論議を早急に進めるべきです。
こうしている間にも、中国が尖閣諸島乗っ取りの手を打ち続け、陥落寸前まで来ています。

憲法改正手続きを定めた国民投票法が昨年施行され、憲法改正を発議できます。しかし、改正原案を審議する衆参両院の憲法審査会はいまだに始動せず、憲法論議が行われていません。
中国に尖閣諸島を乗っ取られた時、政府には、絶対に「想定外」と答弁して欲しくありません。

◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆

本日の産経新聞に、幸福実現党の「自衛隊のみなさん、米軍のみなさん ありがとう。」という意見広告が掲載されていました。

憲法前文の「平和を愛する諸国民」への信頼を前提として、「戦争放棄と戦力不保持」(第9条)を宣言した。
しかし、平和を脅かす国に対しては、「第9条は適用されない」と解釈を変更すべきとの提案を幸福実現党はしています。

この提案は目から鱗です。

菅内閣では検討の余裕がないなら、即刻退陣すべきです。菅内閣退陣が大多数の国民の思いです。

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