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2011年5月27日 (金)

「マーキュリー通信」no.1698【日本最大の弥生式土器時代の遺跡吉野ヶ里歴史公園を訪ねて】

吉野ヶ里遺跡は、紀元前5世紀~紀元3世紀に700年間続く弥生時代の、日本最大の遺Dsc01048 跡です。

公園内には、当時を復元した竪穴住居、高床式倉庫、物見櫓等98棟が建っています。
それらの建物は壕で囲まれています。壕の内側は、豪族を中心とした身分の高い人たちが住んでいます。
当時の豪族は子孫を残す為に、一夫多妻制をとっており、豪族の周りに数人の妻の家があります。

かまどは火災を避ける為に1箇所で行われ、そこから各住戸へと配膳されます。

圧巻は、多数の甕(かめ)でした。死後、甕に入れ、土葬します。この甕が多数発見されています。

当時、吉野ヶ里は交易が盛んで、日本全国、更には中国、朝鮮とも行われていました。有明海から運河で物資を運んできます。経済的にかなり潤ってきたので、貧富の差が生じ、豪族が現れてきたものと思われます。

吉野ヶ里公園は、JR佐世保線吉野ヶ里公園駅から徒歩12分の場所で、広大な敷地です。まだ発掘途上なので、今後まだまだ新たな発見が期待できそうです。

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