「マーキュリー通信」no.1704【ワンポイントアップの経営術-52「ドラッカーのマネジメント『強みに集中する』」】
ドラッカーのマネジメント理論の1つに『強みに集中する』があります。
今年の巨人軍が未だ5割復帰できずに低迷している理由の1つに、強みに集中していないことがあげられます。
昨夜の試合を見ていて、よく分かりました。
巨人は0―1の6回2死一、二塁で打者はラミレス。その2球目、坂本と小笠原が重盗を試み、小笠原が二塁でタッチアウト。
小笠原は、脚のけがから復帰したばかり。盗塁など絶対してはいけない体。それを重盗させるという愚策を犯しました。
2死一、二塁で打者はラミレスなら、当然ラミレスに全託すべきです。その結果、凡打ならファンとしては止むなしと考えます。
私はこの時点で巨人の敗戦を直感し、その通り負けてしまいました。
一方で、現在の巨人軍は走れる選手が多数います。しかし、打率は低いです。
それならとるべき作戦は、盗塁、エンドランといった足技による攻撃です。
相手を足技で攪乱し、投手の投球ミスを誘うことが重要です。
いわゆる長嶋終身名誉監督が掲げたスピード&チャージの野球です。
それなのにノーアウトで1塁に走者が出ると、消極的なバント作戦で1アウトを取られます。
次の打者が2割前後の打者が続くので、2人の内、1本ヒットが出る可能性は、4割です。その結果、得点に結びつくケースは極めて低いです。
ドラッカーのマネジメント論は、プロ野球にも当てはまるようです。
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