「マーキュリー通信」no.1710【私達の善意の念いを被災地にきちんと届ける的確な方法が見つかりました】
私達の寄付金の大半が日本赤十字に贈られます。NHKの義援金、郵便局の義援金の大半は赤十字に一旦贈られ、そこから被災地に振り分けられるそうです。
最近週刊誌に赤十字に集まった善意の寄付金が、赤十字に滞っているとの批判記事が掲載されていました。
赤十字社に贈られた寄付金は、2ヶ月に1度の会議でどこに寄付するか決められるそうです。それまで一旦赤十字にプールされます。
今回国内外から贈られた寄付金は、建前上は、東日本大震災以外に寄付されても良いことになっています。
しかし、今回は赤十字も日本国内の空気を読んで、寄付金は東日本大震災の被災地に充てられているそうです。
但し、赤十字も経費がかかるので全額そっくりそのまま贈られるかどうかは不明です。
因みに、毎年10月1日の赤い羽根募金で集めたお金の6割は赤十字の経費に充当されるそうです。
今回、週刊誌等で非難されたのは、2ヶ月に1度の会議で決められる為、寄付金が迅速に被災地に流れません。その部分を週刊誌に非難されたようです。
さて、私が主催する「新しい時代を創る経営者の会」が今月100回を迎え、記念行事を行いました。
その収益金86千円を当初全額日本赤十字社に寄付する予定でいましたが、赤十字の批判記事に接し、我々の善意がきちんと届く機関を探していました。
すると「新しい時代を創る経営者の会」のメンバー、株式会社スーパーソフニーグループ代表取締役&CEO坪井健社長が被災者に対するボランティア活動を10年前から続けていることが分かりました。
坪井さんは6年前の震度6弱の宮城県地震でもボランティア活動を行った実績があります。
今回の震災でも、震災発生の翌日に早速救援物資と義援金をもって仲間と一緒に10時間かけて車で夜通しぶっ飛ばし被災地に駆けつけました。高速道路の通行許可は、長年のボランティア活動実績の為、直ぐに下りたそうです。
現地での最重要の仕事は、マネジメントだそうです。マネジメントがなければ、被災地ではただただ右往左往するだけの烏合の衆となってしまいます。
そこで、リーダーを決め、そのリーダーの下にどのような役割分担をするかを決めます。これで現地のボランティア活動が機能し始めます。
この点、パフォーマンスの為に、作業服を着て、ヘリコプターで福島原発に飛び、現地の作業に大きな支障を来したどこかの首相とは大きな違いです。
さて、震災発生後3ヶ月が経ち、自立できる人は既に被災地を離れ、各々独自の生計を営み始めています。
現在被災地に残っている人は自立できない高齢者が中心だそうです。
よって、被災地支援もその時時の現地の状況、情勢を把握しながら、具体的にどのような支援が必要かを適宜考え、実行していくことが重要となります。
一例を挙げると、被災地の移動に自転車が重要な交通手段となっています。この情報を聞きつけ、台湾企業から数百台の自転車が寄付されました。
最近ようやく水道が復旧したそうです。従って、現在では、洗濯機が必要となっています。
それまでは洗濯機がなかった為、新しい下着、衣類等が惜しげもなく使い捨てられていました。もったいない話です。
これなども現地情報を正確に把握し、マネジメント機能が働いていたら、義援金の有効活用がもっと行われていたはずです。
さて、坪井社長は、IT技術を持ち合わせた優秀な営業マン、若手ベンチャー起業家という印象でした。
今回、坪井さんがこのような隠れた美談をもっていることを改めて知るところとなりました。
坪井さんに、「水くさいじゃない。こんな美談、もっと早く教えてよ」とちょっとクレームをつけたら、坪井さんは、「別に人様におおっぴらに言うことでもないし」と照れ笑いしていました。
このような陰徳を積む坪井社長を益々尊敬し、好きになりました。
よって、今回の収益金86千円は全額坪井社長に「新しい時代を創る経営者の会」世話人秋野社長立ち会いの下、本日手渡しました。
使い途は、洗濯機等被災地で現在一番必要としているものに充当していただきます。
坪井社長のボランティア活動は、下記URLからご覧戴けます。
「マーキュリー通信」読者の中で、義援金をお考えの方は、赤十字でなく、我々の善意が的確に伝わる坪井社長のボランティア活動(日本フリーエージェント協会災害救援ボランティア)にお願いできたらと思います。
http://www.japanfaa.com/contents/110404.php
写真の右から2人目が坪井社長です。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
東日本大震災の被災地支援関連では、多くの偽善者と極一部の篤志家に分かれます。
偽善者は、被災地支援を装って、私利私欲の為に悪用、乱用します。その最たる者が菅首相で、国民は政権延命の為の魂胆をとっくに見ぬいています。
一方、坪井社長のボランティア活動は篤志家の典型です。坪井さんの活動が心を打つのは、無私無我という点です。
坪井さんのような篤志家が1人でも多く出ることが日本復活の鍵と言えます。
本日は若手ベンチャー起業家坪井さんから大きな学びを得ました。
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