「マーキュリー通信」no.1437【奇人変人の異見-157「民主党代表選「国民の思いは反菅反民」】
先週企業の経営者に河北新報が「次の政権はどういう枠組みを期待するか」とのアンケートをとったところ、民主党単独政権はゼロでした。
一番多い希望が政界再編成でした。
民主党は絶対嫌だけれど、さりとて自民党も不人気というのが多くの国民の声でしょう。
さて、民主党代表選に前原誠司氏が立候補表明し、一気に最有力候補に浮上してきました。
しかし、前原誠司氏は、鳩山内閣が掲げた「コンクリートから人へ」のスローガンで、当時の国交相として八ッ場ダムを中止に追い込んだ張本人です。この1点からも見識のなさを問われます。又、外国人献金問題という火種を抱えています。
一方、ライバルの野田財務相は、財務相の利益代弁者で、野田氏が首相になったら、消費税増税の可能性が高まり、更に不況に追い打ちを掛けます。
さて、本日のテーマは「国民の思いは反菅反民」です。
反菅とは、菅首相の政策の真逆をやって欲しいという国民の切なる願いです。
現実から遊離した薄っぺらな左翼の市民運動家の理想、理念を現実に推し進めていくと、国家がおかしくなっていくことを過去2年間の民主党政権下で国民は思い知らされました。
菅首相の下で、国家社会主義は確実に進展し、民主党タイタニック号は、床上浸水の状態で、今や一気に転覆寸前の状態です。
反民とは、民主党のマニフェストの真逆をやって欲しいということです。これも反菅とかなりかぶります。
まずはばらまき廃止による財政悪化への歯止めをかける。
そして、景気を回復し、雇用を増やし、税収を増やし、1日も早くデフレから脱却して欲しいと願っています。
これに対し、民主党の政策は、反原発によるエネルギー危機、増税、円高推進、CO2対策によるコスト増、果ては大企業の海外追放作戦、雇用削減、景気悪化と、過去2年間の政策は国民の思いとは真逆の政策を推進してきました。
そして中国共産党の支配による傀儡政権化。中国側から見たら民主党政権は、最も歓迎すべき最高の親中政権です。
よって、国民のもう1つの思いは国防強化です。
さて、前原首相になった場合、民主党は、最後の切り札を出したわけですから、衆議院の解散は年内に起こるかも知れません。
前原氏で失敗したら、後のコマは将棋で言うなら全て歩兵や香車で戦いになりません。
3度目の正直で前原首相による支持率アップ、前原氏のぼろが出ないうちに総選挙に打って出る。
争点は、東日本大震災を利用しながら「反原発」1本に絞る。
結局、「国民の思いは反菅反民」は置き去りにされ、党利党略に走りながら、どんなに国民から「反感」を買っても、醜い政権抗争、政治抗争は続けられるのでしょうね。
今度の総選挙は、国民は眠っててはいけません。半分の有権者が投票に行かない「半眠」状態です。
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