「マーキュリー通信」no.1438【人生に勝利する方程式-51「自分の人生を俯瞰すると、人生に勝利するヒントが見てきます」】
人は、生まれる前に自分の人生計画を立てるといわれています。
その意味で、自分の半生を振り返り、概ね人生計画通り生きてきたのではないかと思っています。
そして、これまでの半生をどのような思いで生き、行動してきたかを振り返ることで、残りの半生をどのような人生を生きていくのかが見えてくると思います。
私のこれまでの人生は大きく分けて4期に分類できます。
◆第1期 0歳~7歳 波瀾万丈の時代
裕福な家庭の長男として生まれたのですが、1歳の時、父親の家業(瀬戸物の卸商)倒産。貧乏のどん底に。
1歳の時、はしかにかかり、家が貧しく、お金がなく、助かる見込みがないと言われたのですが、祖父の経済的援助により、九死に一生を得る。
5歳の時、母が病死
小学校1年生の時、父が家出。1歳年下の妹と一緒に母の実家(家業は町の自転車店)に引き取られる。
小学校1年生までの私の人生を振り返るとまさに波瀾万丈の人生で、よくぞ好き好んでこういう人生を計画したのかと思います。私自身波瀾万丈を好む性格なのでしょうね。
この幼少期の体験が、私の性格と人生に大きな影響を与えています。
◆第2期 7歳~17歳 平穏無事の時代
母の実家で、祖母が母親代わりに育ててくれる。高校受験に失敗する以外は、ごく普通の少年時代を過ごす。
◆第3期 17歳~37歳 立身出世の時代
高校2年生の夏、家出した父親が戻り、10年ぶりに再会。父親は日に焼けた肉体労働者、殆ど所持金をもっていなかった。
祖母は父親と暮らすことに猛反対。しかし、父との暮らしを選ぶ。
ここで実家の家業(自転車店)を継ぐことはなくなる。
父親を反面教師として、「自分は絶対父親のような人生は生きたくない。資源小国の日本は、貿易立国が重要な国是。将来世界を股に掛けるビジネスマンになる」ことを決意。その為、一橋大学商学部→総合商社のコースを進む決意。
ここで人生の最初の大きな選択をしたことになります。
そして、その通り、現役で一橋大学商学部に合格し、三井物産に入社。入社後も会社のCDP(Career Development Program)に従い、順調にキャリアを形成。
◆第4期 37歳~61歳 再び波瀾万丈の時代
中曽根内閣の時、電電公社の民営化によりNTT誕生。三井物産でも情報産業部門新設。そちらに異動を希望し、望みが叶う。ここで人生の2度目のの大きな選択をしたことになります。
38歳の時にテレマーケティングの新会社もしもしホットラインをゼロから創業し、大成功。
その後、新規事業の責任者として、数多くの新規事業を手がけるが、失敗の連続。挫折を味わう。
48歳の時、25年間勤務した三井物産を退職。ここで人生の3度目の大きな選択をしたことになります。
52歳の時、(有)マーキュリー物産設立。ベンチャー起業家の道を歩み始める。ここでも成功と失敗を重ねる。
◆第5期 61歳(2011年3月11日~) 感謝と報恩の時代
大震災の時は、無事でしたが、自分自身これまで人生で3度死に直面したので、残りの半生は、これまでの経験を活かし、世の中に恩返しをしたいという気持ちです。
その一環として、佐賀県の光触媒イリスの事業に全力投球中ですが、丁度24年前のもしもしホットラインの創業とダブります。
光触媒イリスの事業で稼いだお金は、世の為人の為になるようなことに使っていこうと考えています。
その夢は追って「マーキュリー通信」で発表したいと思います。
さて、自分の半生を振り返ると、平穏無事よりチャレンジングな波瀾万丈の人生を好むようです。
波瀾万丈の人生を歩んできたことで、自分の魂がかなり鍛えられたような気がします。それが今回の人生の目的かも知れません。
さて本日のテーマは、「人生に勝利する方程式」です。「人生に勝利する方程式」は、各人全て異なります。その異なった方程式を、人生を生きながら各自が個別の問題として解いているわけです。
従って、私が考える「人生に勝利する」とは、自分の「人生に勝利する方程式」を解き、満足する回答を得た時と思っています。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
民主党の代表選が始まりました。候補者の意見を聞いていると、全く国民の思いを無視しています。
こういうのを「人生に敗北する方程式」といいます。たとえ、総理になったとしても、決して「人生に勝利する方程式」を解いたとは言えません。
国民を幸福にしてこそ、人生に勝利することになります。その意味で、菅総理も、もちろん人生の最大の敗北者と言えます。
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