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2011年9月11日 (日)

「マーキュリー通信」no.1444【西郷隆盛に学ぶ「日本創生」】

西郷隆盛に学ぶ「敬天愛人」フォーラム21主催で、西郷義塾上田篤塾長に「西郷隆盛が目指した日本」を語っていただきました。

上田塾長は、開口一番明治維新の評価が未だ日本で定まっていない。その証拠に、明治の元勲3名(西郷、大久保、木戸)の功績、評価が定まっていない。

その証拠に、お札にこの3人が登場していない。明治維新の立役者では、岩倉具視、大隈重信、板垣退助、伊藤博文がお札に登場したが、未だ明治の元勲3名が登場していない。

上田塾長は、西郷隆盛が当然第一の功労者と認識しているが、政府部内でも意見が分かれている。米国ではジョージ・ワシントン初代大統領がお札に登場しているように、その国の建国に貢献した人がお札に登場するのが世界の常識だが、日本ではその序列でもめている。

西郷隆盛の場合、征韓論者という汚名、濡れ衣を着せられているが、これなど事実無根であり、当時韓国は存在しておらず、征韓論者説は的外れである。

儒学者佐久間象山が「和魂洋才」という言葉を作った。「洋才」の部分は、日本人は見事に欧米のまねをして、それ以上のものを確立した。

しかし、「和魂」の方は残念ながら忘れ去られている。そのことが現在の政治経済社会に影響を与えている。

さて、西郷隆盛は、当時世界を視野に入れて考えていた。西郷隆盛は、英国のアジア侵攻とロシアの南下政策を最も恐れていた。米国は、黒船来航以来、日本を食糧と燃料の補給基地程度にしか見ていないことを見抜いていた。

そこで、西郷隆盛は、箱館戦争の早期終結を目指し、英露の侵略に備えようとした。

西郷隆盛の政治哲学は文武農である。

「文」は、道議に生きること。「武」は、士魂で国を守ること。「農」は、活物で自給すること。

江戸時代は文武両道だったが、西郷隆盛は更に農業が重要であることを認識していた。農業は農民だけにさせるのではなく、武士も農業をやるべしと考え、自らも実践した。なぜなら、食糧不足は、一国の国防に大きな影響を与えるからである。

動物には3つの防衛本能がある。

1つ目は、エサをとること。
2つ目は、外敵のエサにならないこと。
3つ目は、子孫を残すこと。

この動物の3つの防衛本能はそのまま人間にも当てはまる。

大東亜戦争を起こさざるを得なくなったのは、ABCD包囲網により、食糧と燃料を断たれたからである。

西郷隆盛の私学校制度は、スイスの民兵制に似ている。

スイスは海がなく、周囲を独仏伊オーストリアの4カ国に囲まれている。その外敵の侵略から国を守るために、国民が民兵となる自衛国。又、食糧生産を国是とする自給国でもある。

そのお陰でスイスは、160年間、外敵の侵略を受けずに、平和と安定を維持し、スイス経済を発展させてきた。

日本もスイスの政治経済社会制度を見習うべきではないか。
即ち、国の発展には活力が必要である。人々の自由が活力の源泉となる。地域自治にに活力が欠かせない。地域自治は地域の自衛から起きる。地域自治で国の発展を考える。
上田塾長は、それを小国大輝の国と定義している。それは、弱者を大切にする政治でもある。今後の政治は国民主導の政治が重要と考える。

それが西郷隆盛の目指した日本ではないかと上田塾長は締めくくりました。

◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆

動物には3つの防衛本能と言う上田塾長の解説に思わずはっとさせられました。豊かになった日本では、国家発展繁栄の3原則を忘れ去られているのではないでしょうか。

現代の日本の問題の1つである女性の非婚化、晩婚化など、まさにこの3つ目の「子孫を残す」という国家発展繁栄の大原則を忘れてしまっているのではないでしょうか。

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西郷隆盛は、私の尊敬する日本人の1人ですが、まだまだ断片的にしか西郷隆盛のことを知りません。江戸城無血開城の時の西郷隆盛が一番鮮明に印象に残っています。

廃藩置県も西郷隆盛の無私の心がなければ、実現しなかったかも知れません。

今回、上田塾長の講演を機に、同氏の「西郷隆盛ラストサムライ」(日経新聞社刊1890円)を拝読し、更に至誠の人、西郷隆盛に関する知識を深めたいと思います。

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