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2011年10月 8日 (土)

「マーキュリー通信」no.1763【野田首相著「民主の敵」の本当の「敵」とは誰か?】

野田首相著「民主の敵」は、政権交代直前の2009年9月に発刊されたものです。
自称保守政治家と称しているだけあって、左翼のお坊ちゃま前々首相や、左翼市民運動家前首相と比べて、書かれている内容は同調できる面が多々あります。
但し、経済政策に関しては殆ど触れておらず、民主党首相は3代続けて経済音痴であることが危惧されます。

しかし、言っていることが立派であっても実行力が伴わなければ意味がありません。

同書で、優秀な官僚が国を食いつぶすシステムとして、天下りと特別会計を上げています。
この国を食いつぶすシステムを、世襲政治家でない野田代議士だから、利害に捕らわれずに、廃止できるのだと力説しています。

役人26千人が天下り、12.6兆円の税金が無駄遣いされている。これは消費税5%分に相当する。

更には、国の一般会計80兆円の3倍程度200兆円の税金が特別会計として浪費されている。このムダの温床を徹底的に排除する必要があると力説しています。

更には、小泉首相退陣後、安部、麻生、福田と民意を反映していない首相が3人も登場していることを徹底的に批判し、違法政権と主張しています。

「民主の敵」とは当然自民党であり、これは国民の敵でもあると結論づけています。

さて、総理になった野田首相は、この国を食いつぶすシステムには触れずに、ひたすら増税と消費税アップを掲げています。

国民が政権交代に期待したことは、「官僚が国を食いつぶすシステム」を徹底的になくすことだったのではないでしょうか。

民主党政権が、もしこの2年間「官僚が国を食いつぶすシステム」排除のために徹底的に戦ったてきたのなら、多少の失政には目をつぶり、民主党政権を支持しているのではないでしょうか。

しかし、現状は真逆で、自民党以上に「国を破滅する国家社会主義システム」を構築し、その為にまっしぐらに突き進んできたのではないでしょうか。

外国人地方参政権、夫婦別姓、人権擁護法案の3悪法などはその典型だし、日教組主体の教育荒廃の加速化等「国を破滅する国家社会主義システム」を上げたらいくらでも出てきます。

いわゆるばらまき4Kは民主党による新たな利権構造の構築、集票システムです。

一方、同時に「小説後藤新平」(郷仙太郎著、学陽書房)を読みました。後藤新平と野田首相を比べるのは酷ですが、後藤新平は首相になるほどの器でした。

東北の没落平民から身を起こし、医師、行政マンを経て、台湾、満鉄の経営、そして東京市の大改革をした人物です。

関東大震災の時、東京市長時代後藤新平が片腕としていた永田市長でした。

後藤新平は、永田市長の後ろ盾となり、関東大震災復興の為に、全力投球しました。

その時、復旧ではなく、この震災を機に、首都東京を復興し、新生東京市として蘇らそうとしました。

後藤新平の復興案は巨額の税金を必要とするため、かなり削られてしまいました。しかし、それでも現在の首都東京の発展繁栄の礎を築いた大功労者といえます。

東日本大震災を、政権延命の道具として利用してきた憲政史上最低最悪の菅首相を国のトップに抱いた国民は最大の不幸でした。

しかし、3代続く有言不実行内閣を選んだのも国民です。そして、首相が替わる毎に内閣支持率が60%に上がることが私には理解できません。

民主党の実態を理解していれば、こうなることは容易に予測できました。そして、そのことを「マーキュリー通信」で度々訴えてきました。

後、2年民主党政権は政権の座に居座るでしょう。

野田政権が国民から支持されるのは、「官僚が国を食いつぶすシステム」と徹底的に戦い、消費税アップ、増税を阻止できた時です。

そうでなければ、国民の敵は自民党でなく、民主党であることを肝に銘じることです。
「民主の敵」の本当の「敵」は、私は野田首相の「心」と思っています。この「敵」に勝利した時に、野田首相は国民から支持され、次の総選挙でも国民は民主党を支持します。

そして、野田首相は、名首相として、後生語り継がれることとなります。前任者が、憲政史上最低最悪の菅首相だから、野田首相は非常にやりやすいと思います。

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