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2011年10月16日 (日)

「マーキュリー通信」no.1767【「神様の女房」に学ぶ】

経営の神様松下幸之助の妻、松下むめのさんの半生をNHKがドラマ「神様の女房」として3週連続で放映しました。

松下電器産業を一代で世界的企業に飛躍させた松下幸之助氏ですが、実は奥様むめのさんの内助の功がなければ、松下電器産業の発展繁栄もなかったことがよく分かりました。

ドラマでは松下幸之助氏のプライベート、内面的な部分をよく描写し、人間松下幸之助を学ぶことができました。松下幸之助は6人兄弟でしたが、幼少の頃に病気で4人も失い、自らも病弱で短命と思っていました。そういう環境で育った為、神経質で傷つきやすい性格でもありました。そんな苛立ちを妻むめのさんに暴力を振るったりしましたが、むめのさんは受け止め、精神的な支えにもなりました。

ふとしたはずみで大阪電灯会社(現在の関西電力)を辞めてしまった幸之助氏に起業を勧めたのがむめのさんでした。

物作りは得意な幸之助氏ですが、口べたな幸之助氏は商売が下手でした。せっかく作ったソケットは全然売れませんでした。

家計は火の車でしたが、質屋通いで資金繰りをしたり、裁縫の内職で一家を支えました。

そうこうしているうちに漸く商品が売れ出し、二股ソケットなど大ヒットを飛ばし、社業は順調に進み出します。

むめのさんは会社の経理の責任者として支えました。創業期の松下電器を文字通り夫婦二人三脚で支えてきました。

一方で、当時の従業員の大半は小卒、中卒でした。その従業員をアパートに寄宿させ、礼儀作法を教えたり、家族の温かみで接しました。これが松下の大家族主義といわれるものです。

幸之助夫妻は一男一女をもうけますが、男の子は早死にしてしまいました。娘幸子さんが正治氏と養子縁組し、長男正幸氏が誕生します。そして、松下家は繁栄していきます。

松下電器の最大の危機は、敗戦直後GHQに財閥指定され、三井、三菱同様解体される憂き目に遭った時でした。

幸之助夫妻は、離婚の危機すら迎え、幸之助氏は絶望のどん底に陥っていました。

しかし、労働組合が、GHQに対し、「松下は財閥ではない」と訴え、取り下げてもらうことに成功しました。これもむめのさんが家族主義の下、従業員を大切な宝として接してきた賜でした。

テレビドラマを見て、直ぐにむめのさんの口述筆記「難儀もまた楽し」(PHP刊 1000円)を読みました。

むめのさんの女性観は「内助の功」でしたが、能力のある女性は社会進出することは認めていました。
但し、中途半端はいかん、一番大事なのは家族、子育て、従って、子供を放り出して、仕事をするなら独身で通せと主張しています。

25年前から男女雇用機会均等法が制定され、女性の地位向上、女性の職業観、意識もかなり変化してきました。

しかし、最近は、看護婦を看護士にしたり、スチュワーデスをキャビンアテンダントにしたり、殊更男女雇用機会均等を強調しすぎ、違和感を覚えるのは私だけでしょうか。

更には、男女共同参画を法制化しようと民主党を中心におかしな動きが出ています。これは家族制度を崩壊する極めて危険な制度です。むめのさんの家族制度とは真逆の思想で、むめのさんが男女共同参画制度を知ったら、嘆き悲しむことでしょう。

どんなに社会が変わろうとも、男女の役割分担は違います。同じ仕事で女性に対する差別があればそれは当然排除すべきです。

しかし、行政がおかしな方向にもっていくことだけは止めて欲しいです。

今回、「神様の女房」を視聴し、「難儀もまた楽し」を読み、そのように感じました。

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