「マーキュリー通信」no.1861【奇跡の杉が日本を救う!】
花粉症で毎年悩まされる人にとっては、「杉」という言葉はイメージが悪いようです。
「杉」は、場当たり的な政府の方針で、経済的にも日陰に追いやられています。船瀬俊介著「奇跡の杉」(三五館発刊 1470円)は、長期間デフレ経済で悩んでいる日本経済を救う救世主の1つになるかも知れません。
我が国は、国土に占める森林面積の比率が7割近い森林大国です。しかし、その利用率は世界の中でワースト3です。
日本の人口は世界の僅か2%にしか過ぎないのに、毎年全世界の木材生産量の3分の1を消費しています。内、80%は輸入しています。
輸入木材は、有毒防腐剤を木材の中深くまで含ませています。有毒防腐剤は、輸入後解毒処理をしているでしょうが完璧に取り除くのは難しいようです。シックハウス症候群はそのせいで起こります。
杉が日本の建築材として使われない最大の理由は乾燥しづらいからです。日本の木材業者は、100度の高温強制乾燥しています。その結果、杉本来の持ち味である色、つや、香り等を失い、人気をなくしています。
そこで、この杉の欠点を解消したのが「愛工房」という会社が45度の低温によるスピード乾燥に成功しました。
その結果、杉本来の色、つや、香りを残す事ができました。
木材をエネルギー消費量の観点から見ると、コンクリートの3割弱、鉄と比べると何と200分の1と低いのです。
更に、木はコンクリートや鉄より強度があります。
実は、私自身この「奇跡の杉」で建てられた成田組(横浜市鶴見)のセミナーハウスで、先月私が代表世話人を務める商売繁盛クラブで、「適材適所の会」の小川事務局長を招き、講義を受けました。http://naritagumi.co.jp/profile.html
http://tekiteki.jp/teki.html
セミナー会場は杉の香りが漂う空間で、それだけで気分爽快になります。
最大のネックは輸入木材と比べコスト高でしょうが、政府がエコポイント制度を導入し、国産杉材の奨励を行えば、健康で快適な省エネのエコハウスを建てることができます。
そして、そのことが国内産業の育成と、日本経済の活性化に繋がるのではないでしょうか。
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