「マーキュリー通信」no.1920【「自分年金セミナー」を受けて、政府、官僚の思惑を知りました。】
第109回「新しい時代を創る経営者の会」は、「自分年金セミナー」でした。
年金財政が破綻した現在、個人が自力で自分年金を確保する時代となりました。
日本の年金制度は世界最大のネズミ講と言われて久しいです。ネズミ講は非合法で、民間が行えば罰せられます。
それを官僚、政府の特権、利権構造の下、長らく温存されてきました。
民主党野田内閣は、消費税を10%に値上げするために、「社会保障と税の一体改革」という大義名分を掲げ、マスコミや経済界、御用学者を使い、強引に通そうとしています。
しかし、10%の消費税では社会保障と税の一体改革をできるとは関係者は誰一人思っていません。試算では30~35%程度は必要と関係者は認識しています。
自らの政治生命と官僚の利権構造を温存する為には、国民を騙すことなど平気に思っています。こういうのを国家の詐欺と言います。
さて、「自分年金セミナー」を受けて、どうも奥歯に物が挟まるような感じの内容でした。
理由は、政府の規制でした。
「自分年金セミナー」とは、zero経済成長の日本の代わりに、新興国のファンドに投資して、手数料差引後年率10%の利回りを得ることが骨子です。
これを複利で運用するとレバレッジが効き、毎月5万円ずつ積み立てていくと、30年後には1億円になる仕組みです。
日本でも高度成長の時代には、10%の利回りはきわめてリーズナブルなリターンでした。
その視点を成長著しい新興国にシフトしたことが目新しいだけです。
但し、どのようなファンドを選ぶのかということと最適な組合せを絶えず追求していくことはプロでなければできません。
従って、信用が一番です。
しかし、ここに政府の規制が入ります。
政府としては、国民の預貯金を国債で吸い上げたいところを、外資に投資されては、国債の消化ができなくなります。
従って、徹底的な規制を掛け、セミナーを活用しての営業行為を認めていません。
今回のセミナー講師株式会社NNI新邦昭社長は、「年金ゼロでも貯金1億円の資産運用術 」(あさ出版 1575円)を出版しています。本を読み、関心を持ち、自分年金投資に加入することは認められているそうです。
関心のある方は、アマゾンから本書を購入できるので、トライしてみてください。
私自身は、2年半前に別のルートから自分年金投資を知り、実施しています。
ドルベースでは、予想通りの実績です。
但し、円ベースでは、当時1ドル92~3円だったので、円ベースではプラマイzero程度です。その後、円高傾向が続いているので、平均購入の為替レートはどんどん為替差損が減っています。
これをドルコスト平均法といい、為替レートの変動に一喜一憂することなく、投資を続けることができます。
仮に現在利回り1.87%の30年物の日本国債を毎月5万円ずつ買い続けた場合、30年後には2400万円程度となり、海外ファンド投資の4分の1程度しかになりません。
どちらを選択するかは、当然自己責任となります。もちろん私も自らの自己責任で海外ファンドを毎月購入しています。
詳しく知りたい方は、NNIの代理店で、私の友人の田中久大氏(株式会社キューブ社長)をご紹介しますので、ご連絡ください。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
読者の皆さんにご紹介した映画Final Judgmentは大ヒット中ですが、最近世界最大の通信社であるロイターの米国本社のウェブサイトににも紹介されました。
1分47秒のダイジェスト版ですが、私も登場しますので、ご覧ください。
Final Judgmentは、6月29日まで全国日活系映画館で上映中です。
http://www.reuters.com/video/2012/06/08/japanese-movie-funded-by-
religious-group?videoId=235895127
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