「マーキュリー通信」no.1931【日本の近代資本主義の父、渋沢栄一が嘆く「劣化した日本の政治」】
7月号の「青淵」(渋沢栄一記念財団発行)に、当時の政治の醜態を嘆いていました。
「明治以降政治の大改革はなされたが、日本の立憲政治は外観だけを欧米のまねたに過ぎず、その精神を知らずにいる。」と渋沢栄一翁は嘆いています。
これは昭和3年5月の頃のことです。
その後政治の劣化は更に進み、軍国主義化が進み、日米開戦となり、原爆を2つ落とされ、惨めな敗戦となりました。
一方で、今日の政治も同様の状況です。
自民党時代に政治の劣化は進んでいましたが、民主党政権になって、政治の劣化は落ちるところまで落ちてしまいました。
政権交代は、国民が期待した本来の趣旨とは全くかけ離れ、国民に多きな失望を与え、嘲笑を買いました。
隣国中国の軍事的脅威は日毎に増し、いつ侵略されてもおかしくない状態なのに、国益を忘れ党利党略、私利私欲の魑魅魍魎の世界が展開しています。
現在は、戦前とは全く逆の展開、即ち極端な平和ぼけが日本を危うくしていることに本来警鐘を鳴らすべきマスコミがその機能を全く果たしていません。
中国の侵略に関しては、既に日本の土地を買い漁り、いつ軍事用に転用できる態勢を整えています。
又、スパイ天国日本には、中国工作員が多数侵入しており、左翼勢力の反日日本人をうまく利用しながら、水面下で着々と日本侵略を進めています。
沖縄の基地問題などはまさにその典型例です。
最近のNHKで、日本の米軍基地の4分の3が沖縄に集中していると批判めいた報道をしていました。
しかし、逆に言えば、それだけ沖縄という場所が日本の国防上重要なことをきちんと説明しておくべきです。
もし、沖縄から米軍が撤退したら、直ちに中国に侵略されます。
政府の最重要政策は国防です。世界一脳天気な日本国憲法の下、国防無策のつけが徐々に我が国を危機に陥れていることに日本国民は早く気づくべきです。
7月の「青淵」では、渋沢栄一翁が草葉の陰から警鐘を鳴らしていると受け止めました。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
現在上映中のFinal Judgmentは、日本の国防危機を訴えた名作です。7月6日(金)まで全国の日活系の映画館で上映中ですので、是非ご覧になってください。
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