「マーキュリー通信」no.1943【ワンポイントアップの仕事術-98「判断力、決断力の磨き方」】
「判断」を辞書で調べると、「善悪、審議などを考えて決めること。前後の事情等から直感的に考えを決めること」。一方、「決断」は、「方針、行動、態度などをきっぱりと決めること」と定義されています。
さて、日々仕事をしていて、毎日多くの「判断」を必要とし、時として大きな「決断」を迫られたりします。
しかし、「判断」でも「決断」でも意外とその瞬間にひらめいたものが結構正しいことが多いようです。
従って、「判断」の場合、もし間違っていたら、朝令暮改でもかまわないので、判断ミスと思ったら直ちに修正をしておけば良いわけです。これが仕事をスピーディにこなしていくこつです。
判断するときにあれこれ迷い、時間がかかる人は必然的に仕事が遅くなります。
一方、「決断」に関しても、「判断」と同様に意外とその時に思ったことが正しいことが多いようです。
最近の私の経験では、5年前にNTTのBフレッツ営業で失敗した為、リストラを断行し、事務所を閉鎖しました。
リストラ断行の結果、当時3000万円近い借金が、現在では95%返済しています。
リストラを断行しようと思ってから、実行までに1ヶ月はかかりましたが、その時の思いは正しかったわけです。
更に遡り、15年前に三井物産を早期退職しました。三井物産を退職した理由は10くらいありましたが、退職を決断する時、ほとんど悩みませんでした。
すぱっと決断できました。当時を振り返り、正しい決断だっと思います。
このように決断する事項が大きい場合でも、最初にそう思ったことが意外と当たっています。後は、後悔しないように、じっくり時間を掛けて検証すれば良いわけです。
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