「マーキュリー通信」no.1987【急速に増大する中国のカントリーリスク】
いよいよ中国が尖閣の乗っ取りを本格的に開始しました。
日本の政治は、民主、自民党の代表選挙、そして総選挙も近づいており、その政治空白を狙い、一挙に獲得する算段のようです。
今日が来ることは2年前の尖閣事件の時に容易に想像されていたことですが、その場しのぎの日本政府の国防無策の政治が引き起こしました。
中国には華夷思想というものがあり、中国が世界の中心にあり、その周辺国は野蛮国であり、その領土も統治も中国に委ねているという考え方です。
従って、その土地を中国が欲しいと思えば自分のものにしてしまいます。
尖閣諸島も、膨大な海底石油資源が発見された時点から中国のものとなりました。
私は中国関係の書籍を30冊ほど読みましたが、最近読んだ書籍「中国はなぜ尖閣を取りに来るのか」(藤岡信勝、加瀬英明共著、自由社刊 1575円)、「中国人民解放軍知られたくない真実」(鳴霞著、潮書房光人社刊 1995円)からも中国の恐ろしさを十分知ることができます。
来月国家主席に就任予定の習近平氏は、穏健派の胡錦濤国家主席と比べ、かなり野心家です。
中国の国家戦略では、2050年までにはハワイ以西は中国が支配することになっています。当然日本は中国の植民地です。
その為にまず尖閣を取りに来ますが、習近平にとっては、尖閣の乗っ取りは、赤子の手をひねるようなものです。
中国は、沖縄と北海道に大量移民を計画しています。同時に水や森林資源を買い漁っています。
中国国内では、深刻な水不足に陥っています。今後は食糧不足が深刻化していきます。
その受け皿として、沖縄や北海道に大量の土地を買い漁っています。米国では、中国人の土地購入は禁止されていますが、日本では買いたい放題です。
民主党政権は、永住外国人地方参政権を与えることに全力投球中ですが、もし、中国人に参政権を与えたらどうなるでしょうか?
そこは治外法権となります。中国では最近国家総動員法が成立し、中国共産党政府の指揮命令下、在日中国人は、武器を持った武装集団に変わります。
一方で、共産党政府と同等、又はそれ以上の力を持つのが人民解放軍です。
こちらの幹部の考え方はもっと先鋭的で、世界的に急膨張する人口増加を抑えるには核戦争が最も有効と考えています。
そして、核戦争に勝つのは中国と信じています。彼らは中国に核を落とされ、億単位の中国人が死んでも、却って食糧不足が解消して良い程度にしか考えていません。
尖閣乗っ取り後は、沖縄侵略となりますが、沖縄は既に琉球自治区として中国の領土となっています。
今度の尖閣問題同様、反日感情を煽り、中国国民の共産党政府に対する不満をそらせるといういつもながらの常套手段です。
沖縄には大量の中国人が買い物ツアーに来ており、中国人の移民もどんどん進んでいます。
沖縄の米軍基地は鳩山首相の時に、県外移転で反米感情を煽り、米軍追放の民意を作り上げました。沖縄県知事仲井真氏は、中国のスパイと思われるほどの反日家です。
米軍が退去したら、中国の沖縄侵略は朝飯前のようなものです。
さて、これまで日本は政経分離、日中友好の美名の下に大量の中国進出を果たしてきました。
中国に対するODAの大半は、中国の軍拡に貢献してきました。日本の技術も同様に軍拡に活用されてきました。
例えば、中国には地下の核施設、地下の万里の長城といわれているものがあります。総延長4800kmの地下核施設は、日本のインフラ整備技術が多大な貢献をしています。
今年は、日中国交回復40周年、日中友好とは、中国から見れば、軍事大国の為にひたすら日本を利用してきたことに他なりません。
毛沢東時代は核大国を目指し、鄧小平以降経済大国、そしてそれと同時に軍事大国化し、世界制覇を目指すことが中国の国家戦略です。
19世紀までは欧米に侵略され、その後は極東の小国日本にまで支配されたという屈辱を晴らすために、ひたすら軍事大国路線をひた走っています。
日本もそろそろ政経分離から政経一体路線の重要性に目覚めるときです。
今後中国の日本企業の没収、国有化が進展することが予測されますが、その前に他の東南アジア諸国へと移転していくことが、自社のリスクを最小限に抑える最善の策と考えます。
このままいくと暴徒と化した中国国民が日本人を襲い、生命と財産が脅かされる事態が増えてくると思います。
そうならないためにも、日本企業の迅速な意志決定と行動が求められます。
◆◆◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆◆◆◆
中国侵略の脅威を訴えた映画「Final Judgment」は全国第4位の観客動員数を記録しました。
10月6日(土)から封切りとなる次作アニメ映画「神秘の法」は、習近平をモデルにした、世界制覇の映画です。
試写会を見ましたが、アニメなので、スピルバーグ監督も顔負けのど迫力の画像です。
「マーキュリー通信」読者には、日ごろのご愛読に感謝し、先着5名の方にペアチケットを謹呈いたします。
ご希望の方は、チケットの郵送先をご連絡いただけますでしょうか。
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